ファミリーコンピュータ『月風魔伝（要カード）』

■発売日

1987年7月7日

■概要

「月風魔伝」は、1987年7月7日にコナミから発売されたファミリーコンピュータ用アクションロールプレイングゲームです。

■ストーリー

地獄界から覚醒した魔王・龍骨鬼は、月氏三兄弟が統治する地上界の征服を企んでいました。
三兄弟はそれぞれに代々受け継がれた波動剣を手に立ち向かいましたが、長兄と次兄は殺され3本の波動剣も奪われてしまいます。

末弟の風魔は、奪われた波動剣を取り戻して兄たちの仇を討つため、龍骨鬼の居城のある狂鬼島へと赴くのです。

■評価

和風伝奇要素をふんだんに盛り込んだおどろおどろしさを感じさせる世界観が、1986年に稼働しスマッシュヒットしたアーケードゲーム「源平討魔伝」（ナムコ）に通じるものがあり、タイトルからしても影響受けてるだろ……と当時はファミコン少年の間でもザワつきました。

しかし実際にプレイしてみるとまったくの別物で、コナミらしい独自性を盛り込んだ快作となっています。

1988年に発売となったファミコン版「源平討魔伝」もまたオリジナルの世界観を踏襲したうえでジャンルすらも超えた完全新作に生まれ変わっており、それぞれのメーカーがそれぞれの矜持を持って和風表現に挑んでいたと見るべきでしょう。

■同梱物「キャラカード」について

本作のパッケージには「キャラカード」と呼ばれるコナミ独自の紙製カードが同梱されていました。
おもて面にはそのゲームのキャラクターのイラストやゲーム画面が、うら面にはシリアルナンバーと「このキャラカードは大切に保管しておいてね。」などの文言が書かれています。

「月風魔伝」では、様々なアクションを繰り広げる月風魔の姿が描かれたキャラカードが全6種類存在します。
キャラカードを集めようとすると、1タイトルにつき最大6種のカードという完品コレクター泣かせの地獄道を往くこととなるのです。

この難題に挑むコレクターの皆様のためにキャラカード付きソフトの買い取りを強化しております。もちろんキャラカード単品での買い取りもお気軽にご相談ください。