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アイテム情報
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■発売日
1992年12月11日■概要
「妖精物語ロッド・ランド」は、1992年12月11日にジャレコから発売されたファミリーコンピュータ用固定画面アクションゲームです。
■ゲーム内容
1990年4月に同社から発売されたアーケードゲームの移植作品です。妖精の村に住むリット(1P)とタム(2P)が、父の形見である麻痺の攻撃が出せる“シーサノモの杖”と長老フォルックから譲り受けたはしごを作り出せる“にじのくつ”を使って、魔物にさらわれた母を救うためにマブーツの塔へと赴きます。
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■アーケードゲームからの変更点
杖の魔法で敵を気絶させてから持ち上げて左右に叩きつけるという可愛いキャラクターの見た目とは裏腹のダイナミックな技で攻撃していきます。アーケード版ではこの左右叩きつけに敵を巻き込めたのですが、ファミコン版では敵が怯むだけという仕様に変更されています。また、アーケードにはないジャンプアクションで先に進んでいく新たなスペシャルステージも用意されています。通常のステージでリットとタムはジャンプが出来ないのが「ロッド・ランド」の特徴なのですが、ファミコン版ではオプションでジャンプが可能になるオンオフ機能を搭載しています。
ゲーム性そのものに関わる大胆な判断ですが、遊びの幅を広げることに成功したといえます。
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■評価
1989年にアーケードゲームとして稼働したジャレコのシューティングゲーム「プラスアルファ」、1992年に稼働した落下パズルゲーム「ソルダム」、そして本作「妖精物語ロッド・ランド」は世界観を共有しています。「プラスアルファ」は「ロッド・ランド」より前にリリースされているため後付け設定ではあるようですが、すべてのゲームデザインはジャレコの森谷忠明によりなされ、メルヘンチックな淡い色使いと柔らかなサウンドで統一した世界を演出しました。
よってアーケード版は“三部作”と言ってもいいと思いますが、ファミコンで「プラスアルファ」は出ていませんし、「ソルダム」に至ってはほぼ完成していたにも関わらず惜しくも未発売に終わっています。三部作どころか一部完という結果に終わったのが非常に残念です。