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アイテム情報
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■発売日
1991年6月21日■概要
「忍者龍剣伝Ⅲ 黄泉の方船」は、1991年6月21日にテクモから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。
■ストーリー
リュウ・ハヤブサがアイリーンを殺めたとの情報が流され、指名手配犯として追われる身となります。数々の刺客を躱しアイリーンが調査をしていた研究所へと辿り着いたリュウは、その身の潔白を証明し、アイリーンの復讐を果たすべく潜入を開始します。シリーズ第2作目「忍者龍剣伝Ⅱ 暗黒の邪神剣」は邪鬼王の死から1年後のお話で、3作目となる本作は、邪鬼王の死から半年後の物語です。つまり時系列順でいうと「Ⅰ」「Ⅲ」「Ⅱ」ということになります。「Ⅰ」のラストで報酬としてフォスターの命を奪うを告げたことが本作へと繋がってくるのです。
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■評価
テクモシアター第5弾作品でもある忍者アクションゲームとしての「忍者龍剣伝」は、本作でほぼ完成型に至ったと言っても過言ではないほどにバランスよく遊びやすい作品に仕上がりました。ただ「Ⅰ」「Ⅱ」の苛烈な難度に散々苦しめられた結果、忍びとして極限まで鍛え上げられたプレイヤーからすると本作の遊びやすさが逆に拍子抜けだったようで、不思議なくらいに賛否両論真っ二つになりました。シリーズ化したゲームの最終調整の難しさを感じさせるエピソードです。
もちろん初めてプレイする人にとってはこれぐらいが普通の難易度であるので、決して駄作などではなく、むしろ名作として伝えていきたい作品です。
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■その後の展開
「忍者龍剣伝」シリーズは、のちに3Dアクションゲーム「NINJA GAIDEN」シリーズに受け継がれXboxの看板タイトルとして成長していきます。ファミコンで語られるさらに前のリュウ・ハヤブサの物語です(ちょっとパラレル世界ですが)。「忍者龍剣伝」を意識した結果か、それともXboxという海外向けを志向したためか、真剣むき出しのシビアな難易度が似合ってしまう、そんな硬派なタイトルとなっています。