アイテム情報
■発売日
1991年12月20日■概要
「モンスターメーカー 7つの秘宝」は、1991年12月20日にソフエルから発売されたファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲームです。1988年に翔企画から発売されたファンタジーカードゲームを原作として1990年12月22日に発売したゲームボーイソフト「モンスターメーカー」。その第2弾に当たるのが本作です。
■評価
イラスト入りファンタジーカードゲームとしてヒットを飛ばした名作タイトルがコンピュータRPGになったということで注目を浴びました。カードゲームを意識した作りとなっており、細かな設定やイラストレーター・九月姫の可愛らしいグラフィックをうまく落とし込んで、ややバランスが危うい部分もありつつもじっくり腰を据えてプレイできる仕上がりとなっています。
■ゲームデザイナー・鈴木一也のエピソード
本作のゲームデザインを担当したのは、ファミコン「デジタル・デビル物語 女神転生」「デジタル・デビル物語 女神転生Ⅱ」の制作に携わった鈴木一也。多数のウォーシミュレーションボードゲームを手掛け、カードゲーム版「モンスターメーカー」を作った鈴木銀一郎の実子でもあります。
父はアナログゲーム、息子はコンピュータゲームという親子二代でゲームデザイナーという珍しい家系です。
■発売元・ソフエルのエピソード
発売元のソフエルは、ファミコンとスーファミで幾つかのゲームをリリースした開発会社です。あの「地底戦空バゾルダー」もソフエルから発売されました。現在は図書館用のセキュリティを含めたICタグとゲートリーダーなど貸出システム開発をメイン業務としているようです。
ちなみに、ゲームボーイでバーコードを読み込める周辺機器「バーコードボーイ」を開発したのもソフエルです。
対応ソフトはわずか5本に終わったハードではありますが、その後ICリーダーなどで頭角を現す同社の飛躍の原動力となったのかもしれません。