ファミリーコンピュータ『メタルスレイダーグローリー(要シール)』

メタルスレイダーグローリー
買取価格13,000円
メーカーHAL研究所
対応機種ファミリーコンピュータ
メディアROM

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アイテム情報

メタルスレイダーグローリー_裏面

■発売日

1991年8月30日

■概要

「メタルスレイダーグローリー」は、1991年8月30日にHAL研究所から発売されたファミリーコンピュータ用コマンド式SFアドベンチャーゲームです。

80年代にパソコンで一世を風靡したコマンド選択でストーリーが展開するアドベンチャーゲームは、ストーリーテキストを読むことがメインであり、どちらかといえばアクションが得意なファミコンではややマイナージャンルとなっていました。そこに執念とも言うべき熱量を注ぎ込み作り上げられたのが本作です。

当時の最大容量8メガビットROMに高性能特殊チップMMC5を採用し、緻密な映像表現にこだわったグラフィックは、ファミコンソフトとしては頭ひとつ抜けた出来です。

メタルスレイダーグローリー_チラシ

■制作スタッフ

企画からキャラクターデザイン、グラフィック、シナリオ、ディレクションまでを担当したのが☆よしみる。
イラストレーターとしてゲームのグラフィックに参加していたものの、元々はゲーム業界の人ではなかった氏が本作のほぼすべてを取り仕切って制作するという特殊な環境下で進められた企画の背景には、パソコンマニアが集って創業したHAL研究所という会社の社風が影響したように感じられます。

メタルスレイダーグローリー_ROM

■発売当時のエピソード

規模拡大による開発センター建設で資金繰りが悪化してきた1992年。4年2ヶ月という長期の開発期間で膨れ上がった本作の開発費とその他ゲームの売上不振も一因となりHAL研究所はあえなく倒産します。

再建を目指すために新社長に就任したのは、本作のプロデューサーであり一部プログラムも担当した岩田聡。
そして、この窮地にあったHAL研究所を救ったゲームボーイソフト「星のカービィ」(1992)、ファミコンソフト「星のカービィ 夢の泉の物語」(1993)を企画した桜井政博も本作でデバッグを務めたといいます。

また、本作開発のために生まれた強力なグラフィックツール“ゲームメーカー”が救世主「カービィ」誕生のキーとなったことも知られています。

メタルスレイダーグローリー_プレイ画面

■評価

ファミコン史上最強グラフィックとも謳われる本作には、そうした当時のHAL研究所の“功罪”がギュッと詰まっています。その重みを感じつつプレイしてみると、一味違った感慨が味わえるかもしれません。

本作の完品セットは「カセット」「箱型パッケージ」「カセット台座」「説明書」「ステッカー」「ポスター」です。
「ACアダプタ注意喚起用紙」「アンケートはがき」があれば完璧です。

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