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アイテム情報
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■発売日
1991年2月15日■概要
「マックス・ウォーリアー~惑星戒厳令~」は、1991年2月15日にバップから発売されたファミリーコンピュータ用スクロールアクションシューティングゲームです。
■ストーリー
地球への中継星PANが、生物や機械などあらゆる物を侵食し一体化していく恐るべき未知の増殖生命体に襲われてしまいます。撤退命令を拒否したマックス・マーブリック大尉はバトルスーツに身を包み、未知の生命体に立ち向かいます。
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■評価
ファミコンのアクションシューティングとしては珍しいクォータービュー(斜め見下ろし視点)で、敵に高さの概念があり高度の違う敵にはジャンプで弾を当てる必要があります。往年の「ザクソン」(セガ/1982)を思わせるゲームシステムです。背景や敵グラフィックは世界観に合わせた非常に凝ったデザインとなっており、高速スクロール、ラスタースクロール、バックスクロールなど様々に趣向を凝らしたステージ構成も相まって、バップ販売とは思えない歯ごたえのある良作シューティングに仕上がっています。
隠し要素にまで専用グラフィックを用意しているのもこだわりポイントです。
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■制作スタッフ
それもそのはず、翌年に「サマーカーニバル'92 烈火」を控え、まさに脂の乗り切った“シューティング黄金期”のKIDが開発した作品です。音楽を担当したのは、当時KIDに入社したばかりの塩田信之。
この頃コンピュータミュージックに関しては素人同然で、サウンドドライバーを触り始めたばかりだったという氏が、「Isolated Warrior」(NES版の本作タイトル)のアルファ版を海外のおもちゃショーに出展するにあたり、オープニング曲を作るというミッションとして手掛けたと語っています。
本人曰くデビュー作という本作で、ほぼすべての曲とSEを担当し、作曲家として羽ばたくこととなりました。