ファミリーコンピュータ『ファミリーベーシック』

ファミリーコンピュータ『ファミリーベーシック』
買取価格1,300円
メーカー任天堂
対応機種ファミリーコンピュータ
メディアROM

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アイテム情報

■概要

発売日:1984年6月21日

ファミリーベーシックは、ファミコンに接続して簡単なプログラムを自作できる周辺機器です。ROMカセット、キーボード、プログラミングの指南書が付属しています。

プログラミング言語「BASIC」を元にしたコマンドを打つことで、オリジナルゲームや音楽を制作できます。

■登場の背景

仕事としてゲームを作るわけではない一般の方が、独自にゲームを制作することは当時でも可能でした。
ただ、そのためには非常に高価な「マイコン」を入手する必要がありました。

そんな時代に、ファミリーベーシックはテレビと「ファミリーベーシック専用データレコーダ」(別売)を用意すれば、比較的手ごろな価格でゲーム制作環境を揃えることができました。ちなみにファミリーベーシックの希望小売価格は、当時のファミコンと同じ14,800円でした。

ファミリーベーシックは、ゲームをする機器だったファミコンを、ゲームを作る機器に変えてくれるものだったのです。

■反響

ファミコンの周辺機器として発売されたこともあり、ファミリーベーシックはゲームを作りたいと思っていた子どもたちの心をつかみました。

当時の子どもたちは、付属のプログラミング指南書(ゲーム制作用の命令が掲載されている)を読み、ゲーム作りに熱中したのでしょう。使える背景やキャラクタの編集に制限はあったものの、工夫次第で様々なゲームを作ることができました。

当時のコンピュータ雑誌『マイコンBASICマガジン』(電波新聞社)や、コンシューマーゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』(徳間書店)でもファミリーベーシックが取り上げられました。両誌とも、読者が自作ゲームのプログラムを投稿する欄がありました。

■カセットのバージョン

ファミリーベーシックのROMカセットには1.0/2.0A/2.1A/3.0の4種類のバージョンがあります。
カセットは3.0 のみワインレッド色、他は黒となっています。
1.0/2.0A/2.1A は出荷時期の違いによるもので、2.0Aでは新規命令の追加、2.1Aではバグ修正が行われています。


大幅に機能を拡張したバージョン3.0は、『ファミリーベーシックV3』として、1985年2月21日にカセットが単体発売されました。

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