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アイテム情報
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■発売日
1984年11月2日■概要
「パックマン」は、1984年11月2日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用ドットイートゲームです。ここでは“ハードケース使用の再販版「パックマン」”を解説します。
■ゲーム内容
迷路の中を、プレイヤーが操る黄色い“◯”が口を開けながらドットを食べていき、それを4匹のゴーストがそれぞれのアルゴリズムで追いかけてきます。4箇所にあるパワーエサを食べることでゴーストに逆襲でき、その駆け引きもゲーム性となっています。
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■評価
シンプルにして奥深く、何度やっても夢中になれる面白さは、ビデオゲームの可能性を一気に押し広げた“発明”と言っても過言ではありません。ゲーム中では円形が口を開け閉めするだけの単純なグラフィックですが、プロモーションで描かれたのはそれを擬人化したアメリカンなスタイルのパックマン。
“80年代のミッキーマウス”とまで言われたそのキャラクター性も革命的でした。
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■発売後のエピソード
モンスターに追いかけられる緊張感が連続するゲーム展開を、一時和ませるデモアニメーション“コーヒーブレイク”の存在、ジャズを感じさせる音楽、あらゆる部分に意味を持たせ作り込まれた世界観はその後に続く80年代ナムコの軌跡を象徴する一作といえます。空前の大ヒットとなった本作は、ナムコットブランドとしてファミコンに移植されました。
当初は紙製ケースに収納され発売されましたが、のちにプラスチック製のハードケースに収めて再販されることとなります。
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■注意事項
この再販版、ゲーム自体はまったく同じものなのですが、パッケージ以外の変更点として「カセット用ラベルにナンバリングがない」「カセット用ラベルシールが付属」「取扱説明書のデザインや文章が改定」といった違いが見られます。つまりカセット(ラベル)、説明書、パッケージのそれぞれが、紙ケース版と相違点があります。お手元の商品をよくご確認いただけましたら幸いです。