ファミリーコンピュータ『ジャンピン・キッド ジャックと豆の木ものがたり』

「ジャンピン・キッド ジャックと豆の木ものがたり」は、1990年12月19日にアスミックから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。

イギリス童話「ジャックと豆の木」をモチーフにしており、天高くそびえる太い樹木を登っていくと敵が邪魔してきて、最後にはボスが居るという構成です。

家の童話と違うのは木だけでなく、きのこであったり、竹であったりと登るオブジェクトが多彩である点。
竹を登り切ってボスを倒すとかぐや姫が登場するなどの遊びもふんだんで、細かな作りを楽しめます。

ただ上に登るだけでは飽きるだろうと思ったのか、最後は城内で戦う普通のアクションゲームになります。

最後までクライミングアクションでいったほうがよかったのではと思わなくもないですがとにかく進んでいくと、ラスボスらしき敵と遭遇します。
それを倒してさらに上階へと進むと、美しいお姫様が降ってきてラブラブになりハッピーエンド。

あれ？ 「ジャックと豆の木」ってそういうお話だったっけ？と調べてみますと、やはりお姫様は出てこないようです。

ではこのゲームオリジナルの設定で、お姫様を助けに行く話になってるのか」と説明書を見てみたらそういう話でもなさそうです。
「上に登るときっと楽しいことが待ってるはずです」と書かれているので、たぶんこれがそういうことなのでしょう。

まぁそれはさておき、金の卵を産むニワトリや歌う魔法のハープなどもきちんと登場するなど、原作に忠実な面もあるのでヤボなことは言わず楽しみましょう。