アイテム情報
「ギャラガ」は1985年3月14日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用固定画面シューティングゲームです。
ここでは“ハードケース使用の再販版「ギャラガ」”を解説します。
本作は、「ギャラクシアン」(1979)で黎明期のシューティングゲーム界を一段上に押し上げたナムコが、さらなる進化で驚きを与えたアーケードの名作「ギャラガ」(1981)の移植作品です。
ファミコン版以前に、ソードM5、SG-1000、PV-2000、MSXにすでに移植されており、時代を踏まえて考えると他の追随を許さぬほどの人気作といえます。
ファミコンのナムコットブランドとしては5作目に当たる本作は、その知名度と遊びやすさからスマッシュヒットとなります。
さらに1990年6月22日には、ディスクシステムでもリリースが開始。玩具店店頭のディスクライターで500円で書き込めるということもありこちらも好評を博します。
ちなみにカセット版とディスク版の違いは、タイトル画面のコピーライトの年号表記が書き換えられたくらいです。
ナムコットのファミコンカセット版は当初、紙製ケースに収納されていましたが、第19作「スーパーゼビウス・ガンプの謎」からはプラスチック製のハードケースに変更されました。
さらに、初期タイトルのうち「ギャラクシアン」「パックマン」「マッピー」「ギャラガ」「ディグダグ」の5タイトルは後に再販され、その際にハードケース仕様へと生まれ変わります。
この再販版はゲーム自体はまったく同じものなのですが、パッケージ以外の変更点として「カセットのナンバリングがない」「カセット用ラベルシール付属」「取扱説明書が折りたたみ式」といった違いが見られます。
また説明書に書かれた文章も使いまわしではなく、新規に書かれたものとなっています。
つまりカセット、説明書、パッケージそれぞれに紙ケース版との相違点があり、さらに再販ゆえの流通量の少なさを加味すると完品はなかなか出てこないというマニア泣かせの一品であることはご想像いただけると思います。