アイテム情報
「ウエスタンキッズ」は1991年9月13日にビスコから発売されたファミリーコンピュータ用アクションアドベンチャーゲームです。
舞台はゴールドラッシュに沸いた時代のアメリカ西部。金を求める人々が増え、同時に銀行強盗や恐喝など犯罪もはびこっていました。
連邦保安官となった主人公サムは重要犯罪人である7人の賞金首を退治するべく旅を始めるのです。
2人同時プレイも可能で、相棒はインディアンの血を引くポポです。
現代では先住民のことをネイティブ・アメリカンと呼びますが、そもそもインディアンという呼称されるに至った経緯に差別の意図はなく、より正確な区分けと歴史的な背景を踏まえた上で呼び方が変わっていったことを心に留めておいてください。ゲームもまた時代を映す鏡なのです。
そんな現代的注釈を挟みましたが、ゲーム中に出てくるのはお店の人を除いてすべて悪党ですので、白人もインディアンも関係なくとにかくボコボコにしていきます。西部の世界とはかくも非情だったのです。
仕様としてはコナミの「がんばれゴエモン」シリーズに似たタイプのアクションゲームです。
7人の賞金首もそれぞれに個性のあるキャラクター像を打ち出しており、仕様こそ「ゴエモン」を踏襲しているものの、各所もしっかり練り込まれている秀作といえます。
説明書には敵キャラクターの紹介ページもあり、6人の賞金首の姿とラストに控えるボス“闇の支配者”スコーピオン・マーダーがかっこよく掲載されています。
個人的には“酔っぱらいのメキシカン”というキャラクターがいい味出していて好きです。その特徴は「ふらふら動き回る」ですので注意してください。