ファミリーコンピュータ『ちいさなおばけアッチコッチソッチ』

ちいさなおばけアッチコッチソッチ
買取価格10,000円
メーカーバップ
対応機種ファミリーコンピュータ
メディアROM

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アイテム情報

ちいさなおばけアッチコッチソッチ

「ちいさなおばけ アッチコッチソッチ」は1992年12月4日にバップから発売されたファミリーコンピュータ用アクションパズルゲームです。

まず、「ちいさなおばけ アッチ・コッチ・ソッチ」は、角野栄子・作、佐々木洋子・画のコンビによる絵本「小さなおばけシリーズ」を元にしたテレビアニメーションです。

アッチはレストランに住む食いしんぼうのおばけ、コッチはとこ屋さんに住むおしゃれで甘えん坊なおばけ、ソッチはあめ屋さんに住む歌が好きでちょっとわがままなおばけ
3人のおばけとその周囲の人間や動物たちの日常のなにげない交流を描いています。

ちいさなおばけアッチコッチソッチ_裏面

そのゲーム化ということではあるのですが、内容はロープを使って次々指定されるブロックを囲んでいくだけというシンプルなアクションゲームとなっています。

パズルというほど頭を使うものではなく、アクションというほど敵攻撃が激しいワケでもなく、至って淡々と面をクリアしていくだけです。
正直なところ、まったく「小さなおばけ」要素がありません。

ちいさなおばけアッチコッチソッチ_ROM

実は、本作はビック東海が開発した「ローピー」という未発売ゲームタイトルとキャラを変更してリリースした作品です。
竜神ローピーがカプセルを囲んでいくという内容を、小さなおばけがリンゴを囲むという形へと変えられたものだったのです。

ゲーム中の音楽も妙に勇ましい雰囲気のものがあったりミスマッチな点があるのも、その話を聞けば納得です。

ちいさなおばけアッチコッチソッチ_プレイ画面

ちなみに、元の絵本の作家である角野栄子は「魔女の宅急便」の作者としても知られています。

アニメ「魔女の宅急便」は宮崎駿の手によりヒット作となりましたが、アニメ化にあたって内容とテイストを大幅に変更していました。
これにより一時は宮崎への不信感もあったようですが、対談などを経て肯定的になったといいます。

果たしてこのゲームについて、原作者である角野はどう思っていたのか、気になるところです。

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