アイテム情報
■発売日
1983年12月12日■概要
「ドンキーコングJR.の算数遊び」は1983年12月12日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用アクション教育ソフトです。ここでは、再販版である通称“銀箱”の解説をいたします。
1984年10月の「デビルワールド」発売を機に、任天堂はファミリーコンピュータソフトの定価を3800円から4500円へと値上げ改定を行いました。
■「銀箱」のエピソード
この時、それまでは各タイトルごとに異なるカラフルな箱にカセットが入れられていたものが、銀色の高級感ある少し大きめの箱に差し替えられました。以後、再販された既存タイトルも“銀箱”に変更されていきます。
ちなみに1984年11月発売の「エキサイトバイク」は、5500円の販売価格で金色の箱に入っており、グレードの違いを色分けしようとした意図が感じられます。
■「銀箱」のその後の展開
それ以後、銀箱は任天堂の新規タイトルでも使用されていくことになりますが、既存タイトルの再販版“銀箱”は生産数が少なく、貴重であることがコレクターの間でも浸透していきます。中でもその流通量の少なさから捜索困難ソフトのひとつに挙げられるのが、「ドンキーコングJR.の算数遊び」(銀箱・再販版)です。
■注意事項
ゲームの内容はまったく同じなのですが、パッケージの色の違い、さらにはバーコードの有無、型番やカセットの手触りの違いなど、ファミコンソフトの微妙なバージョン違いは判断がつきにくい面もあり、さらに近年、精巧な偽物もオークションを中心に流通するなど混沌を極めています。売却の際は、そうした鑑定ができる安心の専門店にぜひご相談ください。