ファミリーコンピュータ『ダックテイルズ2』

「ダックテイルズ2」（DUCKTALES 2）は、1993年4月23日にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。

アメリカのディズニーテレビアニメーションシリーズ『DuckTales』の主役を務めたスクルージ・マクダック (Scrooge McDuck) がプレイヤーキャラクターとなります。
ディズニーファンでない方には案外馴染みが薄いかもしれませんが、スクルージはドナルドダックの伯父にあたります。

アニメ『DuckTales』はテレビ東京系で『わんぱくダック夢冒険』という邦題で放送され人気を博しました。
ちなみに、ディズニー製作ではありますが、アニメーション制作を担当したのは日本の東京ムービー新社です。

このアニメのゲーム化作品がカプコンによるファミコンソフト「わんぱくダック夢冒険」（1990年1月26日発売）で、その続編となるのが本作「ダックテイルズ2」なのです。

普通ならば「わんぱくダック夢冒険2」でよさそうなところですが、そうならなかったことには理由があります。
テレビ東京でのアニメ放送は1989年で終了しており、第1作では日本で馴染みのある「わんぱくダック夢冒険」のタイトルがなんとか使用できたものの、第2作目の発売時期には原題である「ダックテイルズ2」に戻した、というワケなのです。

ゲームでは、お金大好きであるスクルージ伯父さんのキャラクターを活かし、点数ではなくドルを稼ぎ倒していきます。

といってもキャラクターだけに依存するような凡百のキャラゲーではなく、さすがはカプコン……！ と唸るような歯ごたえもありつつキッチリ覚えていくことでジワジワ先に進むことができる良質アクションゲームに仕上がっています。