アイテム情報
「ソロモンの鍵」は、1986年7月30日にテクモから発売されたファミリーコンピュータ用アクションパズルゲームです。
魔法使い・ダーナは“換石の術”という石のブロックを生成・消滅する魔法を使用できます。
この力を駆使して敵を倒しながら制限時間内で鍵を入手し、次のステージへとつながる扉へと進んでいきます。
最終的には魔法書“ソロモンの鍵”を手に入れることが目的です。
本作は同年7月にアーケード版も発売されていますが、ファミコンとアーケードの(ほぼ)同時発売は史上初のことでした。
つまりアーケードからの移植作品ではなく、ファミコンオリジナルタイトルであり、ウィリーやデビルキッズなどアーケード版には登場しない敵キャラクターも登場したりします。
同様にアーケード版にしか登場しない敵や、1988年に移植されたセガマークⅢ・マスターシステム版「ソロモンの鍵 王女リヒタの涙」にしか登場しない敵もいます。
このあたりに本タイトルへのテクモの力の入れようが窺えます。
さらに、隠れキャラとして同社のマイティボンジャックが出現したり、「スーパースターフォース 時空暦の秘密」に登場する時の商人・ノルムが持つ砂時計や、「スターフォース」の100万点ボーナスであるクレオパトラなど、テクモ(テーカン)のキャラクターがタイトルの枠を超えて出演し、テクモファンを喜ばせました。
そしてこの頃、テクモのファミコンゲームにはゲーム偏差値(G.D.V./Game Deviation Value)と呼ばれるプレイ評価が表示されるという機能がありました。
50を平均としてそれより上か下かでプレイ能力が判断されるというちょっと嫌な数値でした。
これは「マイティボンジャック」や携帯ゲーム版「モンスターファームトラベル」などでも採用されています。