アイテム情報
「デスクリムゾン」は、エコールソフトウェアから1996年8月9日に発売されたセガサターン用ガンシューティングゲームです。
本作はエコールソフトウェアが開発したゲームソフトの第2作であり、セガサターンの周辺機器「バーチャガン」対応ソフトでもあります。
しかし、意味不明なセリフやゲーム内容、理不尽な難易度で多くの低評価を受けた作品であり、「デス様」「クソゲーの帝王」といったあだ名が付けられたほどです。
ゲームを起動するとエコールソフトウェアのロゴが描かれたOP画面が表示されますが、2つの青黒い仮面が浮いたかなり怖いデザインとなっています。
その後にデモムービーが表示されますが、画質が粗く音と文字が表示されるタイミングが合っていないうえに、キャラクターの動きもぎこちないので、3Dグラフィックで描かれたゲームとは思えないほどのクオリティです。
また、本作の主人公は「コンバット越前」というコードネームの男性ですが、ゲームに表示されるプロフィールに本名の「越前康介」が描かれています。
ゲーム中でも「越前」と呼ばれているシーンがあり、コードネームの意味がまったくありません。
さらに、越前は「上からくるぞ!気をつけろ!」と言っているのになぜか階段を上っているなど、セリフと画面の動きが違うことでも知られています。
あまりにも異質すぎるキャラクターであったことから、WikipediaやPixivで「コンバット越前」の個別の記事が作成されたほど有名になりました。
「デスクリムゾン」は開発スタッフの人手や経験不足により、様々なアイデアを詰め込んだことで多くの問題を抱えてしまったという話があります。
しかし、「クソゲーの帝王」となったことがかえって注目を集め、続編も2作品発売されているので、いい意味でも悪い意味でも数多くの知名度を獲得した作品です。