アイテム情報
「スペランカー」は、1985年12月7日にアイレムから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。
こちらは後期版(発光ダイオードなし)の解説です。
「スペランカー」は、1983年にアメリカのマイクログラフィックイメージ社からアタリ800用にリリースされました。
洞窟探検家がエレベーターやトロッコ、ロープ、ボートなどを乗り継ぎ、洞窟最下層にある秘宝の山をめざすという内容となっています。
その後、1985年にアーケード版がアイレムからリリースされ、さらにその後ファミコン版として移植されました。
すでに死語と化している単語spelunk(洞窟)から転じて、洞窟内の虫、洞窟を這うものをスペランカー(spelunker)と呼ぶのだそうです。
ただし、あまり好意的な意味合いではなく「趣味で洞窟を探検する人」「きちんと準備を整えずに洞窟に潜る人」といった皮肉のニュアンスが込められています。
つまり、タイトルからしてすでにちゃんとした装備も持たない探検家という意味があり、主人公がすぐに死ぬのはそのアイロニーだったというワケです。
ちなみに「きちんと準備してから行く洞窟探検家」のことはcaverと呼びます。
アイレムのファミコンカセット上部に赤い発光ダイオードが付いていたものがあります。
発光ダイオードが付いているものは“初期版”、付いていないものは再販の“後期版”です。
また、箱にも違いがあり、ゲームに登場するゴーストをかたどったポップが箱に付いているのは“初期版”です。
キリトリ線があるため切り取られ紛失しているものが多いのですが、これが残っているものは当たりだと思ってください。
実は後期流通版には本来ポップは付いていないのですが、後期版でポップ付きのものすごく少数存在するそうです。こちらのケースもどうぞご相談ください。