セガサターン『羅媚斗』

「羅媚斗(ラビット)」は、EAビクタから1997年6月27日に発売されたセガサターン用対戦格闘ゲームです。

中華大陸の裏社会で暗躍する8人の暗殺者たちが、神秘の秘宝「獣神珠」をめぐって戦うという内容です。
セガサターン版が発売される前に海外でアーケードゲームが稼働されましたが、日本ではロケテストをおこなっただけで発売はされませんでした。

本作1番の特徴は「キャラクターの背後に獣神を召喚して戦う」ことです。

8人のキャラクターそれぞれに獣神がついていて、パンチやキックなどのアクションだけでなく、獣神によるアタックや必殺技を使って相手を攻撃することができます。

獣神を召喚する「獣神珠」にはキャラクターにメリット・デメリットを与える能力があるので、それぞれの能力を把握したうえで戦うことが求められます。

「羅媚斗」はゲーム自体の知名度は低いですが、カラフルで明るい世界観や演出、デフォルメされたポップなキャラクターが魅力であり、「セガサターンの隠れた名作」とも呼べる作品です。