
アイテム情報

■発売日
1993年4月23日■概要
「ジェットソン」(The Jetsons Cogswell's Caper!)は、1993年4月23日にタイトーから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。原作はアメリカ・ハンナバーバラ社制作のアニメーション「宇宙家族ジェットソン」(The Jetsons)。
初放送はなんと1962年で、そこから第3期の1987年まで長きに渡って親しまれた作品です。
ただ日本での放送はNHKでちらっとやった程度。カートゥーンネットワークが放送するまでは現在60歳くらいの人が知ってるか知らないかほどの微妙な知名度であったと思われます。

■間違えやすいタイトル
同じ時期に制作されたアメリカのSFドラマ「宇宙家族ロビンソン」(Lost in Space)とごっちゃになっている人もたまに見受けられますが、邦画タイトルの複雑な変遷のなせる技です。ちなみに同じハンナバーバラ作品の「原始家族フリントストーン」とキャラがよく似ているため、そこで混乱する人も多いです。
■ストーリー
2062年の歯車製造会社で働くうだつの上がらないジョージ・ジェットソンは、社長からコグスウェル社が自然を破壊して入手した天然鉱石で歯車を製造し大儲けしている証拠を掴んでこいとはっぱをかけられます。パッケージイラストがこのストーリーを端的に表現しているのが素晴らしいですね。
アクションゲームとしては物を掴んで投げたり、ジャンプしたりとオーソドックス。そこに重力反転スイッチが独特のゲーム性を生み出しています。

■制作スタッフ
ゲームの開発担当は、海外にも複数の開発子会社を有し、海外事情にも明るいナツメです。アメリカンレトロフューチャーを感じるオープニングですが、ゲームがはじまると急にいつものファミコン感が強くなるのは御愛嬌。
敵デザインは個性的ですし、音楽も軽妙に仕上げられています。
実は作曲を担当したのはコナミに所属し、アーケード「恋のホットロック」、MSX「グラディウス2」「メタルギア」などのサウンドに関わった水谷郁。
そして、タイトーサウンドチームZUNTATAに所属し、「逆鱗弾」「プリルラ」「メタルブラック」などに参加した“karu.”こと海野和子の2人です。
ゲームミュージックファンにとってはこの一点だけで、どうしても手に入れたくなる一本なのです。