アイテム情報
「ファミコンボックス」は、任天堂が1986年10月に開発、交通公社トラベランド興業が発売した業務用ファミリーコンピュータです。
交通公社トラベランド興業といえば現在のJTBにあたりますが、そういった旅行会社も巻き込むほど、当時のファミコンブームは盛り上がっていました。
主にホテルなどのレジャー施設に設置されており、その際には本体の右側にゲームセンターの筐体のような、硬貨を入れる箱がついていました。
本体には最大15本のカセットを搭載することができ、起動したあとのデモ画面から遊ぶゲームを選択できます。
業務用なのでセキュリティが厳重で、カセットの交換は鍵を使って前面のカバーを外して行わなければなりません。
コントローラは海外版のファミリーコンピュータである「NES」のものを流用しており、付属の光線銃も海外版の「Zapper」となっています。
カセットもNESのものと同じような外見となっていますが、残念ながら互換性はありません。