アイテム情報
「ディスクシステム」は、任天堂から1986年2月21日に発売された、ファミリーコンピュータ用周辺機器です。
いつもカセットを挿し込んでいるところに「RAMアダプタ」、ファミリーコンピュータ本体に「ディスクシステム」本体を接続し、そちらにフロッピーディスクのような「ディスクカード」を挿し込むことで、対応しているゲームが遊べます。
「ディスクカード」はファミリーコンピュータのカセットと比較して、およそ3倍の大容量かつ、店頭の「ディスクライター」で書き換えが可能でした。
現在では個人でも自宅で気軽に光学メディアを書き換えできますが、当時としては画期的で、ゲームの値段が1本5,000円程度だったところ、500円で書き換えができたところもメリットでした。
なお、書き換えサービスは2003年9月30日に終了しています。
ディスクの書き換え以外にも、当時ファミリーコンピュータのカセットには搭載されていなかったセーブ機能がついたのも特筆すべき点ではないでしょうか。
他にも、A面とB面があったり、ディスク媒体ならではのロード時間が存在したりなど、カセットのゲームとは一味違うという存在感がありました。
また、今もオープンワールドゲームとして新作が出続けているアクションRPG「ゼルダの伝説」の第1作はディスクシステムと同時発売でした。
現在でも「メトロイドヴァニア」として、影響を受けたゲームが出続けている原点のひとつ、「悪魔城ドラキュラ」が発売されたのも、このディスクシステムです。
今もなお色褪せない名作達の原点に、今一度実機で触れてみるのも良いかもしれませんね。