アイテム情報
「アスミッくんランド」は、1991年12月20日にアスミックから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。
モンスターが住む“アスミッくんランド”を楽園にしたいアスミッくんが、竜神の力を借りるため島に隠された“白金のかけら”“白羊のかけら”“岩のかけら”“土のかけら”“水のかけら”“木のかけら”を探し出すために冒険の旅に出発する、というストーリーです。
アスミックという会社は、1985年にアスク(A)、住友商事(smi)、講談社(k)が共同で設立した、ゲーム開発販売と映画買い付けなどを行う会社でした。
ファミコンでは「ぎゅわんぶらあ自己中心派」「名門!多古西応援団」「獣王記」など版権モノをいくつか出しています。そのアスミックのマスコットキャラクターが“アスミッくん”です。
微妙だった会社の知名度アップを狙ったのか、版権料を払わずに制作できたからか、あるいはその両方か。真ん丸目玉のいかにも80年代怪獣キャラ然としたアスミッくんに、アクションゲームの主役という白羽の矢が立てられたのです。
アクションゲームとしての出来はちまちましているけど手堅い。その一言につきます。
実は本作発売の2年前、ゲームボーイ用ソフトとして「てけてけ!アスミッくんワールド」が発売されています。
ゲーム難度は高いのですがパズル的な要素もあり、不思議と後を引く内容に仕上がっており、コチラを推す人も多い良作品です。
好評だったためか、1991年5月24日には第2作目「アスミッくんワールド2」も発売となりました。
ちなみに“アスミッくん“という名前に決定するにあたって、当時のゲーム雑誌で『本当に“アスミッくん”でいいと思う?』という可否を問う投票企画広告が打たれました。
読者から◯か×かをハガキで投票してもらうことで、無事“アスミッくん”としてデビューを果たしたのです。