アイテム情報
「ちゃっくんぽっぷ」は、1985年5月24日にタイトーから発売されたファミリーコンピュータ用固定画面アクションゲームです。
8方向レバーと、爆弾を左右に投げる2ボタンで主人公・ちゃっくんを操作し、オリに囚われたハートを解放してから、ちゃっくんを出口まで脱出させると面クリアです。ちゃっくんのジャンプ動作は独特で、足裏が接地している面積(幅)でジャンプの高さが変わったりします。そのまま天井に張り付くこともでき、行けなさそうなルートを進んでいける面白さがあります。
また爆弾にもクセがあり、2つの爆弾をうまく重ねることで爆風を広げたり、天井から敵に直接爆弾を当てたりと様々な戦略でステージを攻略していきます。自分が投げる爆弾の爆風に触れるとミスになるのもひとつのゲーム性となっています。
アーケード版の発売は1984年。以降、様々なハードに移植されてきました。プレイヤーキャラクターのちゃっくんをはじめ、敵キャラのもんすた、各面のタイムを司るまいたは個性的で、「バブルボブル」などタイトーの他作品にもたびたび登場しています。
その愛らしさから、一時期はタイトーのマスコット的に扱われたこともあるちゃっくんですが、1989年のシューティングゲーム「メガブラスト」では敵ボスとして出現し、世のゲームファンを戸惑わせました。
また、「ちゃっくんぽっぷ」「チャックンポップ」と平仮名、片仮名で表記が揺れていたことがあります。セガのSG-1000版と、2022年発売のイーグレットツーミニ版では片仮名の「チャックンポップ」と表記されているのです。
イーグレットツーミニ担当の方は「長年言い伝えられた事を忠実に再現」と述べており、どちらも間違いではないようですが、長年「ちゃっくんぽっぷ」に親しんだ身としては「チャックンポップ」の違和感はハンパないのが正直なところです。