ファミリーコンピュータ『くにおくんの熱血サッカーリーグ』

くにおくんの熱血サッカーリーグ
買取価格1,000円
メーカーテクノスジャパン
対応機種ファミリーコンピュータ
メディアROM

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アイテム情報

「くにおくんの熱血サッカーリーグ」は、1993年4月23日にテクノスジャパンから発売されたファミリーコンピュータ用サッカーゲームです。

1986年発売のアーケードゲーム「熱血硬派くにおくん」が大ヒットを飛ばすと、翌年のファミコン版も手堅い移植で売れに売れ、主人公・くにおにスポーツ万能という設定をプラスしリリースされた「熱血高校ドッジボール部」も遊びやすいバランスを実現。以降に続く“くにおくん”シリーズの基礎を固めました。

同時にテクノスジャパンはこのくにおくんという金の卵に頼りすぎ、次第にメーカーとして伸び悩んでいくことになります。「ドッジボール」「サッカー」「運動会」「ホッケー」「ストリートバスケ」「野球」「ビーチバレー」といったスポーツを総なめにし、果ては時代設定をダイナミックに変更した「時代劇」シリーズ、パズルゲームの「くにおのおでん」など、さすがの子どもたちも「なんでやねん!」とツッコまざるを得ないウルトラ展開を乱発していきます。

「くにおくんの熱血サッカーリーグ」は、1990年発売のファミコン版「熱血高校ドッジボール部 サッカー編」の続編にあたります。発売までの3年の間にファミコンだけでなく、PCエンジン、ゲームボーイ、メガドライブなどへの移植を着実に重ね、満を持しての新作サッカーゲームとして発売しました。
選手のステータスを細かく割り振り、必殺技を有するキャラクターを使い分けながら、風や雨、水たまりなど癖のあるフィールドで戦っていく感覚は、リアルサッカーゲームとは一味違うゲームとしての面白さを感じさせてくれます。

しかし、スーパーファミコンが発売されてから3年の月日が経っており、ファミコンではどうしても見劣りしてしまう面がありすぎました。発売から2年後の1995年、テクノスジャパンは静かに終焉の時を迎えます。
「熱血硬派くにおくん」は、2024年1月期のTBSドラマ「不適切にもほどがある!」の劇中にも1986年を代表するゲームとして登場しました。このことはくにおくんが、一般層での知名度が抜群に高いこと、そして80年代不良文化の一端を担ったことを改めて証明したと言えます。

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