
アイテム情報

■発売日
1989年1月4日■発売日
「がんばれゴエモン2」は、1989年1月4日にコナミから発売されたファミリーコンピュータ用アクションアドベンチャーゲームです。
■ゲーム内容
プレイヤーは義賊のゴエモンと忍者のエビス丸から選択して、財宝が隠されているからくり城を目指しアクションを繰り広げる、という内容です。本作は、1986年7月30日発売の「がんばれゴエモン!からくり道中」に続くゴエモンシリーズの第2弾で、これ以後任天堂とソニーハードを中心にシリーズ作品が続々と生み出されていくことになります。ちなみにシリーズの大元となった作品は「Mr.五右衛門」というアーケードゲームです。

■評価
120万本を売り上げた前作の続編ということで、新要素を盛り込みつつ難点を改善しており、より遊びやすくパワーアップした作品となりました。もっとも、続編となると急にいろいろ盛り込み過ぎになるというコナミの悪癖もでており、そこが遊びにくいという評価も一部にはあります。
また、ストーリーも練りに練った結果、ゴエモンの相棒であるエビス丸が実は女性だったという当時ありがちな設定にしてしまったことで次作ではすぐに男性設定に戻されるなどやや暴走気味のきらいもあります。しかし意欲作であることは間違いありません。

■発売当時のエピソード
この作品を特別なものにしている理由のひとつに「発売日」があります。1989年1月7日に昭和天皇が崩御されたことで、翌1月8日から元号が“平成”となります。つまり、昭和最後の年である昭和64年は7日間しか存在しません。
その7日の間に発売されたファミコンソフトは3本。その3本のうちの1本が「がんばれゴエモン2」なのです。
参考までに残りの2本は「100万$キッド 幻の帝王編 Casino Kid」(ソフエル)、「スペースハリアー」(タカラ)です。
逆を言えば、たった7日の間に3本もソフトが発売された当時のファミコンの凄みを感じるところで、たまたまそこに該当したとて「別に…」という気がしなくもありません。