頭上から列をなして敵は突如反転し編隊飛行、そして奇怪な急旋回攻撃。敵は極悪共謀な異星人”ギャラックス”だ!一方、迎え撃つ我がファイター機も2機合体が可能な最新型。
敵の体当たりや爆弾攻撃を避けながらミサイルを発射するスペースアタック!「ギャラックス」(パッケージ裏より)
タイトルこそ異なりますがれっきとしたギャラガの移植です。他にもスーパーパックマンがパワーパックに変わっていたりと何故か一部タイトルは変更がされています。それにしてもこのロゴどこかで見た事がある様な…と思っていましたらコピー基板の「ギャラッグ」でした。下に比較画像を用意致しました。右はギャラッグのインストを使用しています。ギャラガは大ヒットを飛ばした事もあり、コピー基板も沢山作られ「ギャンダ」「ネビュラスビー」といったタイトルもありました。
このギャラックスの移植度は残念ながら低く、SG-1000/SC-3000で出ていたセガギャラガやカシオPV-2000版と並ぶ位厳しいです。余談になりますがこの中ですとスーパーパックマンはミスターパックンと改名して発売したPV-2000版のみギャラガを名乗っているのが不思議です。
まず遊んでいて大きく違うのは全体のゲームスピードです。2面以降は敵の速度と襲撃してくる数が急上昇し、
アーケード版ですと10面以降位の忙しさになります。また画面解像度が違うからか自機がシングルファイターでも強く、最初に飛んでくる編隊を簡単に全滅させられます。シングルですらその強さですので、デュアルファイターになると連射が続く限り敵を蹂躙し続けられます。
そして決定的な違いとしてボーナスステージがありません。また編隊を撃ち漏らすとほぼ確実にミスへと繋がりますので、デュアルファイターでステージ開始時に左右から出てくるギャラックスを撃つのみ…と非常に単調なゲームへとなっています。細かい所だと背景の星が出ない、ステージ開始時に進んだステージ分勲章が追加される演出の削除、キャプチャ時にボス・ギャラガに一発入れる余裕が無いなどギャラガを面白くしている要素を片っ端から削いでいる印象です。
こちらがギャラックスのパッケージ、説明書、カセットです。