【出張買取】SMC-70/777『妖花の謎』等ソフト多数を福島県会津若松市のお客様よりお譲りいただきました

4月ということでお引越しでしょうか、荷造りされた箱でいっぱいの福島県会津若松市のお宅にお伺いし、SMC-777やPC98、メガドライブなどのハードを買取いたしました。

SMC-777とはソニーがMSXに参加するより前、80年代にソニーが製作したホビーパソコンです。PSG8オクターブ三重和音が鳴るなどスペックは高水準であったり、人気アイドルの松田聖子さんをイメージキャラクターに採用したりとソニーも色々戦略を立てて販売していたのですが、頑張りも虚しく残念ながら時代の流れに飲まれて行ってしまったマシンです。しかしそのコンパクトさやグラフィックパワーの高さ等の性能を顧みるに、時代に飲まれるのは惜しい機体でした。時代に思いを馳せるという訳ではありませんが、今回はソフトも入荷致しましたのでご紹介します。

 

SMC-777 ソフト

 全体的にパッケージが写実的なイラストですね。同時期あったホビーパソコン、M5やぴゅう太のソフトのパッケージと比べて、かなり硬派な印象を受けます。起動したときに流石フロッピーだ速い!と唸ってしまいました。

A.E タイトル

A.E プレイ

 最初はこちら『A.E』です。元はブローダーバンド社Apple][用に発売された物でそれを移植したものになります。イラストにいらっしゃる綺麗なお姉さんは残念ながら出てこず、戦闘機のような自機を操作します。ショットはスペースキーを押して発射でショットの爆発を当てて敵を倒すのですが、このゲームなんとショットの爆発位置を自分でコントロールすることができます。スペースキーを押している間はショットが上へと飛び、離すと爆発します。最初のプレイではそれに全く気づいておらず、やけにショットの射程が短くて難しいなと思ってプレイしていました……。プレイ感としては敵の円を描く挙動も相まって『ギャラガ』に近い感じがします。ショットの爆風は長く残るので、うまく先頭に当てられれば編隊を一発で倒せるので中々爽快感があります。アップル][に比べて格段にグラフィックが良くなっているあたり流石SMC-777です。

A.E 3面

 何とか頑張って3面まで到達できました。1面ごとに様変わりする背景が全て綺麗で、画面の色合いや背景も相まってかなりのサイバー感が醸し出されていて、楽しくプレイできました。

 

チョップリフタータイトル

チョップリフター プレイ

 続いてはこちら『チョップリフター』。こちらも元はブローダーバンド社がApple][にて発売していたタイトルの移植になります。タイトル画面を見て、最初はバグっているのかと思い不安になりましたが、これで正常のようです。後に様々なハードに移植されていますが、今作は一番荒ぶっていますね。

ゲームの内容としては、ヘリコプターを操作して敵の攻撃を掻い潜りつつ着陸し捕虜になっている味方を救出するというものです。ショットはスペースキーで、スペースを押しっぱなしにしながら方向キーを押すと機体の向きを変えることができます。中央を向くと対地攻撃ができるので、これができないと一方的に敵戦車に蹂躙されてしまいます。

チョップリフター プレイ2

 隙を見て着地をすると味方の捕虜が自動で乗り込んできてくれるのでバンバン乗せていきます。ただ悠長にしすぎていてやられてしまいました……。ヘリの慣性が強めなので慣れるまで時間が必要でしたが、慣れると楽しくキビキビプレイできます。実はこちらの作品、未だ根強い人気のある『ロードランナー』、『バンゲリングベイ』と合わせて「バンゲリング帝国三部作」として世界観がつながっております。『バンゲリングベイ』が敵地強襲、『ロードランナー』が敵帝国の金塊を奪取。『チョップリフター』が敵帝国に捕らわれた捕虜の救出。というストーリーです。作品が裏で繋がっているのは、知っていたらよりゲームが楽しくなる良いものですよね。

 

無人島脱出 タイトル

無人島脱出 プレイ

 そしてお次はアドベンチャーの『無人島脱出』。コマンドを自分で打ち込見ながら進む古き良きアドベンチャーです。早速プレイ……と、行きたかったのですが、スタートの岩場から全く動けない始末、どの指示を出しても「それは受け付けられない」の一点張りで30分が過ぎていきました……。攻略法を知っている方がいましたら是非教えてください……。

 

妖花の謎

妖花の謎 プレイ

 最後もアドベンチャーで『妖花の謎』。パッケージを見て和風ホラーを想像していたのですがタイトルにメカメカしい御仁がいらっしゃいます。あらすじを読んでビックリ、SFものでした。「改ざんされた滅びの過去の謎を暴く為、主人公が90年代の日本にタイムスリップする」というストーリー。『無人島脱出』の様に全く進めなかったらどうしよう……という一抹の不安もありましたが、こちらはコマンド選択式、万歳選択式。

妖花の謎 プレイ2

 早速タイムワープをしてきた主人公の目の前に、若い男たちが一心不乱に花を刈っているという奇妙な光景が広がっています。話しかけても無視をされるので試しに花畑に入ってみると……

妖花の謎 ゲームオーバー

 あっけなく鎌で殺されてしまいました。書いてある文字は「HOTEL HEVEN」……? こちらの綴りだとAが足りないので「天国」の意味の「ヘブン」にはならないのですが、音だけ合わせているのでしょうか。どこか不気味さが漂うゲームオーバー画面です。

妖花の謎 プレイ3

 やり直そうとするとタイトルに戻されてしまったので、試しに「続きから」を選択してみると、なんと、いきなり宇宙船が出てきての戦闘から始まりました。これはストーリーの佳境なんでしょうか?(どんべい。という選択肢は大丈夫なんでしょうか名前的に) 状況に流されっぱなしながら戦おうとすると、やっぱり駄目でまたもホテルへ……。

 なんだか摩訶不思議な雰囲気のゲームでしたが、怪奇感はプレイしていると中々にあるので新伝奇ノベルゲームとしてリメイクとかしたら意外とウケるかも? タイトルはそうですね……『真妖華の謎~(英語の副題)~』とかでどうでしょう。

 

今回はジャンルを色々分けてご紹介いたしましたがどうでしたでしょうか、SMC-70/777のゲームの数々。全体を通してやはりグラフィックがとても綺麗でした。そのおかげかアドベンチャーゲームが多かった印象がSMC-70/777ソフトには個人的にあります。

 

BEEPではSMC-70/777/C本体に純正モニタ、各種ゲームソフト等を買取しております。本体のフロッピーディスクドライブが故障していても買取り致しますので是非弊店にお譲り下さい。

SMC-777や日立のMB-S1、パソピア7等の価格表はこちらになります。

パソコンは重い! 数が多くて運べない! という方の為に出張買取も行っております。お気軽にご連絡ください。

フリーダイヤル:0120-549-542

ライン査定も始めました。LINEを使ったお手軽な見積もり・買い取り依頼のご紹介

(チワワ斎藤)

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