ほうとうがおいしい山梨県甲府市のお客様より買い取らせていただきました。ゲーム機やレトロPCがずらりと並んでいます。
今回はこちらの、富士通「FM TOWNS」、NEC「PC8801 MC」、シャープ「X68000」のご紹介です。
かなりのコレクターさんだったのでしょうね、一般的に資金などの問題で偏りがちになってしまうメーカーが、富士通の「FM TOWNS Ⅱ HR」、NECのPC8801シリーズの最終モデル「PC8801MC」さらにシャープの「X68000」ときっちりメーカー御三家の機種がそろい踏みです。何というか並んでいると圧巻ですね。
富士通のFM TOWNS。写真は横置き型のHRですが(なんだかビデオデッキみたいですね)、「FM TOWNS」は日本で初めてCD-ROMドライブをパソコンに標準搭載したモデルで、富士通の独自のOSであるTownsOSを装備した「ハイパーメディアパソコン」という看板を掲げていました。グレーの配色に緑の文字が近未来感を演出していてなんともかっこいいです。個人的にFM TOWNSを見ると間宮騎亜先生の『サイレントメビウス』を思い出します。ゲーム版の制作はガイナックスでしたね。あの会社はゲームオリジナル作品として『プリンセスメーカー』を製作し人気を博し、MSXをはじめとする様々な機種に移植されたり、自社を代表するアニメ『ふしぎの海のナディア』もゲーム化しTOWNSなどで出したりと、ゲームにも積極的だった印象があります。弊社でもレトロパソコンを買い取ると2回に1回位の頻度で、プリンセスメーカーのソフトが付いてきます。『サイレントメビウス』はPC98版もありましたがTOWNS版だとフルボイスでとても感動した記憶があります。あの近未来の荒廃した世界とパソコンの当時持っていた空気感とがとてもマッチしていてすごく欲しいなと思っていました。ソフトの方は近年復刻もあったので今度久しぶりにプレイしてみましょうかねー
こちらはNECのPC8801シリーズ最終型『PC8801 MC』ですね。このモデルではこちらもCD-ROMが搭載されていますが流石にPC88では限界があるようであまり満足の行くものではなかったようです。先ほどのTOWNSとは打って変わって白色が鮮やかです。文字が掠れていますがよく見ると「ROM²」と書いてあります。これは同じNEC製のPCエンジンROM²の物をドライブが故障したか何かで移植したんでしょう。本来であればMCのドライブの表記は「ROM」となっています。同じ会社から出ている商品ならではの芸当ですね。上部にCD-ROMのドライブ、正面にはFDDと配置。CDROMドライブのデザイン、個人的には凄くかっこよくて高評価ですね。今もここの部分だけ外付けとして売り出してくれたりしないでしょうか。個人的に憧れもあってかこの時期のパソコンのデザインには現代のパソコンよりも未来感を感じて眺めてしまいます。
そしてシャープの『X68000』です。本ブログでも度々取り上げていますが何度見てもかっこいいですね。このツインタワーモデルのデザインは当時一歩先を行く未来感を醸し出していて異彩を放っていました。値段は高価でしたが。アーケードゲームが家庭用のネオジオの様に完全移植で遊べたり、開発目的でも最先端であったりと、とにかく魅力に溢れていたけど高価で中々手が届かなかった憧れの当時を象徴する名機です。『シュタインズゲート』にも電話レンジ(仮)の横にちょこんと鎮座している所からも如何に革新的なマシンであったかが分かるかと思います。最近でも「レトロPCが好きな人の毒舌な妹botの新刊のお知らせ」の記事で取り上げました。グラディウスが付属していたりと持ってる人が羨ましかった記憶……今のパソコンにも取っ手を標準装備にしてほしいと思うのは自分だけでしょうか。
他にもApple ][やMZ-80、AMIGAなど多くの機種、大切なコレクションの数々をお譲りいただいて本当にありがとうございました!
以上、かなり重度のコレクターの方からお譲りいただいた、レトロパソコン達のご紹介でした。
BEEPでは今回のように様々なレトロPCの買取を強化しております。
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(ホーガン室伏)