久々の買取速報を書く出張買取担当です。
おかげ様でここ1ヶ月ほどはほぼ連日出張買取ご依頼を頂いており、会社に居た時間が5時間程という嬉しい悲鳴状態です。
先日の3連休に都内を何箇所も回らせてもらいSHARP X1ソフトを大量に出張買取させて頂きました。
レトロパソコンの買い取りご依頼というと、X68000やPC-8801ソフトがたくさんあるというのはあるのですが、X1ソフトは5、6本程というのが多いです。
しかし今回はX1ソフトだけで80本近くもお売り頂きました。
ソフト以外にはX1G本体、同時期に発売されていたX1ロゴ入りの純正モニター、FM音源ボードも入荷しています。
ソフトの方はというと非常に珍しいタイトルが、たくさんあります。
まずは、パッケージがコミックをくり抜いたような形になっている「ザ・スクリーマー」
うっでぃぽこやフラッピーだけでなくアダルトゲームである意味有名な177を開発したdBソフトから「マカダム」、破れていない帯も付いています。
dBから出た2本のみのアダルトソフトですが、177の方は当時国会で有害ゲームとして取り上げられ発売中止にまでいったためかなりの高額ソフトになってしまいました。それに比べると中古相場はかなり落ちますが、こちらもかなり珍しいソフトです。(入荷量で見るとこっちのほうが少ない感じがします)
続いて任天堂移植モノから「バルーンファイト」と「アイスクライマー」
発売はハドソン、ハドソンは任天堂タイトルの移植が多いのが有名で、スーパーマリオブラザーズスペシャルなどを出していますが、今回のソフトは数年ぶりの入荷となりました。
ハドソンといえばスーパーマリオブラザーズ以外にPC-8801用に「パンチボールマリオブラザーズ」というアレンジタイトルも発売しています。こちらは別の記事にて紹介しています。
最後に電波新聞社のナムコ移植タイトル13本
恐らくゼビウスだけないと思われますが、ここまで揃っているとなかなか壮観です。また、テープ版ではなく5インチFD版なのでかなり希少価値が高いです。テープ版は時々入荷しますが、FD版は滅多に見かけません。
電波新聞社のナムコ移植モノで一番高額であろう「ボスコニアン」も買取りさせて頂きました。
横の「トイポップ」ですが、こちらはこの中で恐らく唯一のFM音源対応版になります。FM音源ボードを載せるかX1turboZシリーズの機種で遊ばないとBGMが鳴りません。
元のアーケード版のBGMはドルアーガの塔やリブルラブルで使用されたカスタム音源チップの15xxという独特なサウンドで有名です。しかしこちらはFM音源という別物ですが、見事に再現されています。
録音しようと思いましたが機材の調子が悪いため動画なしとなってしまいました。
サウンドを担当したのは当時電波新聞社でサウンドドライバ開発やギャラガ・キャメルトライなどでサウンドを担当していたGORRYこと後藤 浩昭氏。トイポップにはX1用FM音源ドライバの「GMR-X1」システムを使用したそうです。
当時の開発裏話はご本人のTwitterで確認できるので一読してみてはいかがでしょう。
https://togetter.com/li/621312
BEEPでは引き続きレトロPCソフトの出張買取を行っていきます。
当時のPC本体は重いため、こちらまでお送りいただく宅配買取が難しいと思いますので是非出張買取をご利用ください!
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