2017年から遡ること30年前の1987年、家庭用ゲーム、PCゲームに多くの名作が誕生した年でした。
家庭用ではRPGブームの火付け役となった「ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々」の登場、さらに幻想的なグラフィック、自由にパーティを組んで冒険が出来る「ファイナルファンタジー」、パソコンゲームのザナドゥにも影響を与えた「ドラゴンバスター」、今でも根強いファンがいる「ロックマン」など、家庭用だけでもかなりの名作が発売されました。
一方PCゲームにおいては、難しいゲームが多かった時代に優しさを売りにした「イース」、ARPGブームをもたらした大人気シリーズの第3弾「ハイドライド3」、ADVゲームの名作「ジーザス」など、PCゲームもかなりの名作が発売されました。
そんな中1987年12月20日、シナリオの数だけ世界があるというキャッチコピーと共に「ソーサリアン」が発売されました。本作品は15本の独立した小編シナリオが存在し、その全てが1話で完結する、当時他の作品には見られない珍しいものでした。またシナリオはフロッピーディスクに収められているため、新たにシナリオが追加されることで、永遠に遊べるゲームとしてプレイヤーを熱中させました。実際に販売後に追加シナリオが、ファルコムからだけでなく、他社からも販売されていました。
特にプレイヤーを魅了したのが、7つの魔法要素を武器や防具にかけることで、使えるようになる魔法システム。掛け合わせのパターンは約120種類と膨大で、魔法を生成することに夢中になったプレイヤーも多いのではないだろうか。もちろん自分もそのうちの一人でした。他にも、寿命の概念や薬草の調合など、プレイヤーを魅了するシステムが多数詰め込まれ、人々を魅了したのがソーサリアンでした。
そんなソーサリアンですが、現在実機(PC-8801版を含むオリジナル版)でプレイするのはかなり難しいため、遊んでみたいという方は、当店で販売しているドラゴンスレイヤークロニクル(¥9,075+税)をお勧め致します。
とはいえ弊店もレトロゲーム専門店、もしこの名作を実機で味わいたいという趣深い方がいらっしゃいましたらもちろん協力は惜しみません。店頭では各機種のソーサリアン本体及び追加シナリオはもちろん、修理・オーバーホールを施した本体も揃えてお待ちしております。(定期的に品出ししておりますが最近需要が高いため、売り切れちゃってたらごめんなさい!)
BEEP修理担当のいしかわです。当時のデータレコーダーをにオーバーホールしています。内部コンデンサはNEC等ですと平均40個のっていたり全交換していますが社長に赤字じゃないですかね・・と言いましたがやれいうのでどんどん治してます。 pic.twitter.com/dbWtuwiKYh
— アキハバラ@BEEP (@BEEP_akihabara) 2015年10月30日