先日ですが、神奈川県の横浜近郊に出張買取で伺った際に、今では珍しいMSXの初期ソフトをお譲りいただきました。当時広く出回った物、MSXの初期にしか販売されていない物など多々ありましたが、今回はありふれたタイトルながら初めて目にしたこの3本をご紹介いたします。
まずはレトロPCではお馴染みの信長の野望。幅広い機種に移植されているため持っている方、持っていた方も多いのではないかと思いますが、もちろんMSXにも移植されております。しかしMSXの信長の野望といえばテープ版で、MSX2と同時発売されたというFD版は情報のみの存在かと思っておりましたが、今回ついにお目にかかることが出来ました。早速プレイしてみましたが・・・あまり代わり映えしないようでした。
こちらもPC・コンシューマー問わず様々な機種で移植されたビッグタイトルであるハイドライド。こちらもMSXのテープ版とROM版は週に3本は見かける程出回った人気作品ですが、FD版となるとMSX FANの付録ディスクに入っていた128kモードの物しか見たことがありませんでした。この製品版は64kモードも選択出来るようになっていましたので、上の写真では64kのOP画面を載せてみました。
上の2つとは打って変わり、こちらはそもそも媒体を問わず出回っておらず、どのハードでもあまり目にしないエミーⅡです。初代エミーは8001、このエミーⅡはPC88とFM-7でも出ていますが、今回のMSX2版は本体のグラフィック性能を活かした画像に一新されており、もはや他の機種とは違うゲームであるかのようです。(なんといっても、主役のエミーからして黒髪の日本人になってます!)
今回紹介した3本のように新たなハード、新たな媒体が出てすぐのソフトなどは出回っておらず、今になって存在を知る物も少なくありません。BEEPではそういった希少なお品物も確かな知識で一つ一つ丁寧に査定させていただきますので、何か整理のご予定がございましたらありふれた物でもまずはご相談ください。