PC98やX68、いにしえのPC達は解像度の低さから主に15khz,24khz,31khz等の周波数を使います。現在液晶で、HDMI端子を持つような液晶は例外を除いてもっと高い周波数からのサポートとなり、つないでも普通には映せません。つまり、低い周波数を高い周波数へ「アップスキャン」コンバートしてあげる必要があります。HDMIでうつせるとなれば、液晶は選び放題、新品がいくらでも購入出来ますので修理や故障に悩まず、場所の問題も解決される・・と。色々な方法があると思いますが、今回は安定と実績の電波新聞社のブランド「マイコンソフト」の XPC-4を使ってPC-9801(主にVM以降)/PC-9821をHDMI液晶に映してみることにします。
*中身は?
これが外箱です。撮影し忘れてしまいましたので、公式の写真です。
箱をあけてみると、色々なタイプのケーブル、説明書、ピン変換、リモコン・・等がぎっしり入っています。これをバラで買うだけで中々のお値段(5000円くらいかな・・?)しそうです。今回はPC9801/9821につなぐにあたっては何と同梱の付属品だけでことたります、素晴らしいですね。ただし、XPC-4の出力がDVI端子ですので、これをHDMI端子に変換するケーブルだけ別途容易が必要です。(お手持ちの液晶がDVI端子が無く、HDMI入力のみの場合や、HDMI端子で利用したい場合)HDMIですと抜き差しも楽なうえに安価なセレクタも豊富に選べます、HDMI変換はあったほうが便利かと思います。
参考写真はPC9801 US です。 Dsub15ピン2列から3列変換はXPC-4の付属品に含まれています、さらにXPC-4のINとDsub15ピン3列のケーブルを写真の様につなぎます。簡単ですねー。注意したいのは、レトロPC複数台持ちにあるあるなんですが、変換端子をつけると背面のスペースに若干すきまが必要になり、そのわずかな隙間のせいでPC台から本体がビミョーにはみ出して丁度ゴム足がガタつくようになったりですかねー。
XPC-4のDVI端子出力→HDMI液晶の入力(このケーブルは自前で用意しました、普通にアマゾン等で800円くらいで購入可能です。)
そしておもむろにXPC-4の電源を入れ 入力ソースをアナログにあわせれば・・
ビシッーっ とっても・カン・タン!何の苦労もなく映ります。
文字を拡大してデジカメで撮影してみましたが、どうでしょうか、割と自然な感じでばっちり映っていますネ。
勿論 PC9821シリーズや windows95/98も何もいじらず映ります。 PC9821シリーズの場合、大体の場合DSUB15ピン3列からXPC-4へつなぐ事だけご注意下さい。環境により異なりますのでそこは各自臨機応変的な。
ただ、液晶や本体のグラフィックス性能によると思いますが私の9821v200では 1024*768ドットの解像度ではモアレとチラつきがありましたのであまり実用的に感じませんでした。そもそも古いwindowsとかゲーム中心であれば640*480でも映れば問題なさそうですが。
勿論、PC98系ゲームは何ら問題無く、ビシっとうつりますよ。東方Project旧作シリーズもトーゼン遊べます。東方旧作を実機でどうしても遊んでみたい!という人で画面の問題を楽に解決したい人は、XPC-4マストバイっつー感じで。
BEEPでは秋葉原店にて X68000をXpc-4を使い液晶表示をしているデモ等をおこなっており、勿論XPC-4も買えますよー。もうすぐ通販でも対応します。それと最後になりますが、PC9821シリーズ、PC9801シリーズの本体、フロッピーディスクドライブ、ゲームソフト、関連書籍等の買い取りも行っておりますので、ご整理される方は是非ご相談下さい。
ではでは良いレトロPCライフを
頓田林