メーカー:アスキー
機種:MSX1,MSX2
媒体:1メガROM
発売日:1986年12月下旬
(左がMSX1版、右がMSX2版のタイトル画面です)
MSXの提唱元アスキーは数々のオリジナル作品を発売しましたが、当時の8bitPCにカプコンのアーケード作品を移植していた時期もありました。
もちろんMSXにも出ていて、当時発表されて間もない大容量のメガROMカートリッジにて、またMSX1からMSX2へと移行している過渡期でもあった為、MSX1用とMSX2用のそれぞれに発表されました。
まず最初に発売されたのは1942。第二次世界大戦をテーマにした、アメリカ軍の戦闘機P-38ライトニングが自機となり日本軍と戦う縦シューティングです。
当時としては少し古いゲームではありますが、MSX2版はMSX2の縦スクロール機能を使用しスムーズスクロール。背景のグラフィックは、色合いは少し違いますがかなりアーケード版に近づけており、高圧縮しているのかROMゲームなのにタイトル画面まで少し待たされます。
プレイした感覚は、少し動きにぎこちなさを感じるのと、中型機が出現するとかなりスプライトがチラつく点、そして、自機のショット音にBGMがかき消されてしまうのが残念ですが、当時のMSX2への移植としては及第点以上でしょう。特に、アーケード版とは違い亜也虎が上下だけで無く左右にも動くのは圧巻です。スプライトで描画しているので地面に貼り付いているという事もありません。
どちらの方が出来が良いかと言うとMSX2版の方に軍配が上がりますが、敢えてMSX1版にチャレンジするのも面白いかもしれません。