BEEPでは、箱や説明書のないいわゆる「裸」の状態のソフトも買取させて頂いております。
世代とは言え、この仕事についてから初めて見るタイトルも少なくありません。
BEEPスタッフはゲームに精通している人間ばかりで出来ていますが、たまに私のような人間もいます。
査定はプロの目で行われておりますのでご安心ください。
さて。
ファミコンの操作は十字キーとAボタンとBボタンのみ。
今のプレステやXBOXに比べたら幾分単純です。
では、人間は取説や箱に書かれたソフトの世界観の説明文なしでいきなりプレイしても楽しめるものなのでしょうか。
早速試してみます。
今回試すのはこちら
ぱか!
ピッカーーー!(ピカチュウ
ゴールドディスク「ゴルフPRIZE CARD」
ピッカピカです!
こちらは87年開催の「ゴルフUSコース」全国トーナメントで、先日別記事にて紹介させていただいた「パンチアウトゴールドカートリッジ」に当たらなかった方に贈られた者のようです。
Wチャンス賞といったところでしょうか。ただ正確な入手ルートは未だに明確にはなっていないので憶測の域を出ていません。
では早速始めてみます。
ちなみに、私はゲームにも慣れていませんが、ゴルフはルールすら知りません。
いきなりB面をセットしろと言われました。A面には何が入っているのでしょう。
あまりにお役御免が早すぎる気がします。
ゲーム画面そのままでディスクを抜くとか、なんとなく悪い事をしているような気持ちになります。
はじまります。
マリオらしきキャラクターがわたしのようです。
本当に急に始まります。
動いたようにはとても見えません。
はて?
わからないままボタンを押してみます。
セレクトボタンを押したら文字が青色に変わり、マリオ(仮)の市が少し移動しました。
なるほど、これは素振りモードでしょうか。
地図上でもカーソルが動く事が判明しました。
でも何のためなのかよくわかりません。
微動だにマリオ(仮)が動かぬままとうとう50打を超えます。
50打を超えるともう数字も増えません。任天堂の優しさプライスレス。
50回も超えるとなんだかおかしい気がします。
何度ボタンを押してもボールを打つSEなど聞こえません。
そういう仕様なのか?と思いつつも、コース上でも動いていません。
そして、何度打ってもなかなか動かないので、同じ部屋で別作業をしている他スタッフがそろそろ笑いをこらえきれずにクスクスと笑い始めたではないですか。
なんだこれはおかしいぞ!
ん?
打てたぞ!!!
なんとボタンを3回押すと打てる事がここでようやく判明します。
1回目でスイング開始、
2回目でスイングスピードを選択し(どうでしょうか。解釈間違ってますでしょうか)
3回目で打つ!
そうだった!ゴルフはちゃー!しゅー!!めーーーん!!!
もうわかりました。2面は任せて下さいとばかりに意気揚々と2面に。
なんとかグリーンオン。
この>>とかの記号は芝の目でしょうか。石川遼ならばカマキリみたいな恰好で見るところでしょうか。
上から確認できるなんてやさしい設計です。
もちろんバンカーにつかまります。
出られません。
フロアに響く、バンカー音のビビーッに同じフロアにいるスタッフはとうとうクスクスどころではなくケラケラと笑い始めました…。
計5コース体験してみました。
なるほど難易度は高いようです。
ちなみにスコアはゴルフ経験者のスタッフに見せたら鼻で笑うところが憐みの視線を頂きました。
スポーツ系のゲームは説明書の前に、最低限のルールを知らないと操作もおぼつかない模様です。
気をつけましょう。
ディスクシステムの抽選品は他にもあり、パンチアウトやスーパーマリオのゲームウォッチ、そして文房具がありました。
これらは非常に貴重なアイテムとなり、高価での買取になりますので、お見積りだけでもお気軽にお問い合わせください。