先日になりますが愛知県名古屋市にお住まいのお客様からパイオニアのMSX,PX-7を通信買取にて買い取りさせて頂きました。BEEPには以前PX-7対応のレーザーディスクドライブであるCLD-7と専用ソフトが何本かありましたので、せっかくのチャンスとして色々と動かしてみました。
バッドランズ
平和な家庭に突然悪の軍団が襲いかかり、妻と子を殺され市中引き回しにされた主人公の復讐劇です。データイーストのロードブラスターと並び報復系LDゲームの代表的な作品です。コナミの西部劇物は他ですと大列車強盗、サンセットライダーズが出ていますが、本当に外れが無いですね。カプコンですがガンスモークなんかは男らしくて最高なシューティングです。
銃発射ボタンひとつのゲームとシンプルな作りですが押すタイミングが微妙なシーンもあったりするので結構ミスをします。コミカルだったり食われたり真っ二つになったりと振れ幅の大きいミスシーンの数々です。写真にて何点かピックアップしてご紹介します。
この4枚目のモンスターですが女性が化けているという設定です。じゃあバケモノになる前に銃殺だと思いきやミスになり賞金首に掛けられ最後は絞首刑とあんまりな映像が流れます。LD首吊りゲームといえば海外で出たルパン三世のゲーム「クリフハンガー」があり、こちらはミス時にルパンvs複製人間冒頭の首吊りシーンが毎回流れます。バッドランズでミスをした時には「MSXで書きました!」という事が伝わる1枚絵が出てきます。左が殺された時、右が市民を撃った時です。
エシュのオルンミラ
船井電機のLDゲーム第二弾です。ドラゴンズレア、スペースエースのそれぞれの特徴的な要素をニコイチした感じの作品です。ロード時にはLOAD LD と入力するのですが、Found:SINDYとヒロインの名前が出るのが小粋ですね。
バッドランズと違い進行方向やボタンの指定はされるのですが、判定がシビアですので結構ミスをします。エシュのオルンミラはミスをすると舌を出すエシュ(ラスボス)が出てきます。こちらはかなり良く描けていると思います。
他にも海ゆかば、ストライクミッションというタイトルが出ており何とLDでシミュレーションをやっています。開発はレトロPCマニアならご存知の木屋通商です。PC-88やFM-7など各機種で出ていた木屋通商初期のSLGらしく、正直とっつきづらく敷居も高いのであまりご紹介は出来ません。