パソコンゲームに限らずですがシリーズ物はどうしてもコンプリートしたくなるのがコレクターの性だと思います。
レトロPCゲームという1点に絞るとT&Eソフトのディーヴァを7機種を揃えるのが有名かつ難易度の高い物ですが、今回ご紹介するSMC-777/70用ソフトの幻の古代王朝シリーズ(京都篇、吉野篇、飛鳥篇)を揃えるのも非常に難易度が高い物だと私は思っています。ディーヴァといえば本当のコレクターは8本(カリ・ユガの光輝を3.5”版と5”版で揃える)持っているらしいですね。
ソニーのSMC-777専用ソフトといえばバイキン君シリーズと三丁目のタマ、そしてこの古代王朝シリーズが名の通っている物ですが紹介されているページがあまり無いのでこの場を使い簡潔にご紹介したいと思います。
幻の古代王朝 京都篇
古代より日本に伝わる三種の神器、「鏡、剣、勾玉」は室町時代に作られた複製品であり、本物は南北朝時代に京都、吉野、飛鳥の地に隠されている・・・ というバックストーリーで始まる第一作目です。プレイヤーは京都内を探索し勾玉を探し出すのがこの京都篇の目標になります。また色々なアーケードゲームの開発機に使われただけある綺麗な京都のグラフィックも見られるそうです。
この3部作全てに共通していますがマニュアルの文章が非常に面白おかしく書かれており、プレイの際必要な物に鉛筆や古書は兎も角アルコールやインスタント食品、鉢巻なども必要と書かれているのはメガドライブで出ていたテンゲンマニュアルに通じる物があります。
幻の古代王朝 吉野篇
謎の歴史家”サカキトウゴ”の導きで北山の常照皇寺で勾玉を手に入れたプレイヤーが美女に連れられ着いた所は奇怪難解何重もの迷路だった! 様々な謎を解明しつつこの吉野の地で剣を探しだせ!というストーリーで始まる第二作。断崖絶壁と落石、そして突き出すクサナギノツルギが壮大なストーリーを物語ります。
幻の古代王朝 飛鳥篇
三種の神器が揃った時、古代三輪王朝の秘密が解かれ、巨大な黄金の神像と荒玉・和玉という無限のエネルギーが手にはリウ!飛鳥の里に隠れ住む三輪一族の末裔を訪ね、古代より伝承された謎の言葉を聞き出しこれを解読しなければならない、あなたはこの終局の謎を解く事ができるか。というストーリーで始まる古代王朝最終作です。(パッケージが未開封品の為マニュアル等はチェックできませんでした。)
これらのゲームを開発されたルナ企画(PC-8001やFM-8に京都ミステリーアドベンチャーを出しています)はSMC-777で法隆寺の謎という歴史物ADVも出しています。
変化に富んだ大型SFアドベンチャーゲームと銘打たれているだけありストーリーがかなり特徴的ですので最後になりますがご紹介します。
「時空管理局のエージェントとして選ばれたプレイヤーはシャーロック・ホームズ、ダイアナと協力し、招待秘密の結社”闇”の陰謀を打ち砕く使命がある。その為には大和平野に張られたバリアを取り除き、”闇”の一因入鹿の放った地獄の犬の追跡を振り切ったり、秘密のパスワードを探したりしながら法隆寺に隠された謎を解き明かし山背大兄皇子を救出しなければならない。」
BEEPはSMC-777ソフトやハード(とくに777Cは高価買取致します)を引き続き買取しております。当時のゲームエピソードなども是非お聞かせ頂ければと思います。