本日は海外マスターシステムソフトとそれらソフトを国内で遊ぶ為に必要となる廣島交易製アダプタを買い取りさせて頂きました。ソフトはカケフくんのジャンプ天国スピード地獄とシステムが同じPsycho Fox、RASTAN(ラスタンサーガ)、The Cyber ShinobiとAlex Kidd in Shinobi Worldの4本です。
こちらがPsycho Foxです。カケフくんと同じく開発はビック東海。メガドラのまじかるハットのぶっとびターボ大冒険と海外版のDecapAttackもこのシステムを流用して作っているので息の長い作品ともいえるのではないでしょうか。
この廣島交易アダプタさえあれば海外マスターシステムの約9割は国内版本体で動作します。更に裏FM音源対応ソフトとでも言えるソフトがかなりあり、一部タイトルを列挙させて頂きますとWonderBoy III The Dragon’s Trap(これはタイトルも変わりますね)やギャラクシーフォース、タイムソルジャー(アルファ電子のバトルフィールドの移植)、ランページは国内版本体で動かすとBGMがFM音源になります。海外版本体はFM音源が非搭載なので、対応理由は国内での販売予定があった為ではないかと思われます。
今回ご紹介するのはこちらAlex Kidd in Shinobi Worldです。海外販売のみでアレックスキッド最終作という事もあり、名前だけは知っている方もかなりいらっしゃると思われるタイトルです。
ストーリーを説明書から掻い摘んで紹介しますと
惑星SHINOBIのお花畑で彼女と楽しくしていたら10000年前に封印された悪の忍者に彼女が誘拐された。そしてどうも悪の忍者の目的はミラクルワールドの支配らしい。そこで霊体となって登場した白い忍者が悪の忍者を倒す為アレクに力を貸す
といった流れです。前半の展開は魔界村とか東亜プランのワードナの森をイメージして頂ければと思います。
ゲームの作りは非常にしっかりしていて、あの名作忍-SHINOBI-のキャラクターや世界観、音楽を上手く落としこんでいます。青龍刀を投げる辮髪の中国人やボスキャラなど原作にいたキャラを活用しているのもポイントが高いですね。ラスボスは説明書によるとマスクドニンジャとほぼ同じらしいです。
ここまで読まれると忍のアレンジ移植じゃないかとお思いでしょうが、このゲームには独自のギミックがあります。それは電柱登りから回転攻撃です。電柱などの柱があるとアレックスキッドはそこに登れ、ボタン1を押すと高速で回転します。そしてそのボタンを離すとアレクが火の玉となり右なり左に飛んでいきます。操作性が良いのとこのギミックのお陰でゲームはサクサク進み、遊んでいて楽しいので海外物に手を出す場合は抑えておきたいタイトルの一つです。他はアレスタ最終作のPower StrikeIIやダライアスIIを気合で移植したSAGAIA、ロープレ風なアレンジがされている大魔界村にあのアウトラン3Dなどは外せないタイトルですね。
海外版もですが、国内販売のセガマークIIIやマスターシステム、SG-1000/SC-3000等セガ8bitマシンは幅広く買い取りしておりますので、是非ご相談下さい。価格表はこちら