『ゲームボーイライト』は、1998年4月に登場した初代『ゲームボーイ』のマイナーチェンジモデルです。
ゲーム機の性能としては、その名の通り「バックライト」を搭載しており、夜間や室内での視認性が大きく上昇しました。
青白く発行する独特の光は、本機ならではの魅力と言えるでしょう。
しかしながら、後継機の『ゲームボーイカラー』が同年の10月に発売されてしまった為、そもそもの出荷台数が少ないハードでした。
また、限られた場所で販売された限定モデルも多いことから、ゲームボーイ屈指の「レアハード」となっています。
そんな貴重なお品物を東京都中野区のお客様よりお譲りいただきました、この機会に紹介したいと思います!
ゲームボーイライト アストロボーイ
手塚治虫生誕70周年を記念して、1998年に秋葉原で行われたイベント『手塚治虫ワールドショップ』で販売された限定モデルです。
本体カラーがクリアレッドになっているバージョンも存在し、手塚キャラ大集合のイラストでこちらと同様に魅力的な仕上がりです。
ちなみに、現在でも目にできる「JR高田馬場駅」の手塚作品オールスターの看板も同年に設置されたものだったりします。
最大の特徴は、中央に大きく描かれた3D風のアトム(アストロボーイ)のイラストです。
「アトム」の内部構造が透けているサイバネティックなデザインとクリアカラーの親和性の高い非常にカッコいい本体となっています。
左上には、会場限定を表す「LIMITED EDITION」の刻印も確認できます。
GBAの隠れた名作『ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-』を、本機で遊べないのが悔やまれますね(笑)
実際、私自身『ゲームボーイアドバンスSP』が出るまで、非常にお世話になったことを覚えています。
久々に実機を見たのですが、「こんなに暗かったっけ?」と現代ハードに完全に慣れきってしまったことを不意に実感して切なくなってしまいました。
余談ですが、本機以外にもたくさんの『ゲームボーイ』にはバリエーションがありますので、興味があればこちらの記事も読んでみてください!
【いくつ知ってますか?】ゲームボーイポケット&ゲームボーイライト 限定生産モデル紹介
ゲームボーイケース
時代を感じるストライプがリッチな印象を与えてくれる、ゲームボーイ収納ケースも一緒にお譲りいただきました。
背面には、ベルト通しもついています。個人的な印象として90年代のおもちゃやケースには何かとベルト通しがあったような記憶があります(主観)
サイトロン・アンド・アート(以下サイトロン)とポニーキャニオンの会社ロゴが記されており、なにかのキャンペーンで配られたのではないかと推測されます。
サイトロンは、ゲームサントラ事業で有名な他、ファミコンの『アタックアニマル学園』や3DOの『ゲームの殿堂』等を開発した会社として知られています。
ゲームボーイ用ソフトだと、『サンリオカーニバル』の開発もしていますが、そちらは発売元がポニーキャニオンではないため可能性としては低そうです。
対してポニーキャニオンは、90年代に『倉庫番』や『ジャングルウォーズ』などのゲームボーイソフトを発売しています。
また、ゲームの攻略法を解説するVHSの『攻略ビデオ』を出していたこともあり、もしかすると何かしらの購入特典としてつけられたのかも…?
当時を知っているプレイヤーさんの情報提供お待ちしております!
BEEPではあらゆる年代のゲーム機本体・ゲームソフトを買取募集中です。
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