本日は神奈川県川崎市のお客様からパソコンゲームランキングブック、ファミコンプリート、チャレンジAVG&RPGシリーズ、アソコン、セガアーケードヒストリー等各種レトロゲーム系書籍を買い取りさせて頂きました。
この旺文社のパソコンゲームランキングブック、83年までに出た国内外のパソコンゲーム300本の中から200本を選び、そのタイトルに点数を付けている書籍です。
この時代はまだ国産ゲームのクオリティが海外産に比べると低かったと言われても仕方ない時代だった事もあり、apple][贔屓な誌面構成になっていますが、当時のゲームとその評価が解るという面では非常に資料性が高い一冊です。(ウィザードリィとロードランナーが入るのは納得ですがザクソンは正直どうなんだろうかとも思ってしまいますね。)
そんな国産ゲームの中でも非常に評価が高いタイトルの一つが光栄マイコンシステムのホイホイなのが、私個人的にも非常に嬉しい所です。
以前レビューを書かせて頂きましたが、SLG嫌いである筆者でも本当に面白いと思える作品ですのでオススメでして、納得のランクインではないでしょうか。今でも光栄のHPには沿革で
1983年10月 旺文社刊「パソコンゲームランキングブック」にて
「ホイホイ」第1位受賞「信長の野望」個人採点部門第1位受賞
と書いてある事からもこの書籍の影響力が計り知れます。他にもこの書籍のランク付を広告に掲載していたのはエムエーシー(ハミングバードソフト)で、Oh!FM上の広告にザナイトオブワンダーランドには「旺文社パソコンゲームランキング和製アドベンチャー部門第1位」ザ・パームスには「第3位」と誇らしげに書いてありました。
またハミングバード以外の国産有名メーカーADVですとミステリーハウス(マイクロキャビン)とホラーハウス(日本ファルコム)は62,61点と非常に辛口な結果になっておりました。ミステリーハウスは入門用作品、ホラーハウスは確かにオチが拍子抜けだったので仕方ない所もあるのではないかなと思います。(その分続編の狂気の館は凄かったですが…)
ページの終盤にはメーカーの紹介もあり、エニックスの項目ではアルフォスの発売日と売れ行きに付いて触れていたりT&Eソフトやスタークラフトのスタッフについての紹介があったりと最後まで読者を楽しませる作りをしています。
こういったレトロゲーム関連書籍は資料性が高いもの程高価にて買い取りさせて頂きます。雑誌共々書籍も是非弊店にお任せ下さい。