この度、貴重なネオジオソフトのコレクションを、東京都中野区のお客様よりお譲りいただきました。
後編は「対戦格闘ゲーム」以外で気になったタイトルをピックアップしました、引き続きお付き合いください!
ラッシング・ヒーロー
セガの「ハングオン」ライクなバイクレースゲームです。
この手のゲームにしては珍しく体感筐体ではありません。
シンプルなタイムトライアルである「ハングオン」と異なり、複数のモード選択ができることが特徴となっています。
世界グランプリで各セクションのタイムを競う「WGP MODE」や、ロールプレイング要素の存在する「鈴鹿8時間耐久ロードレース」をモチーフにしたモードから選ぶことができます。
「ネオジオメモリーカード」に対応している筐体であれば、アーケードと家庭用で進めたデータを相互で連携することもできました。
また、アーケード版では電話回線ポートを利用した「通信対戦」に対応したことで話題を呼びました。
しかしながら、車両の挙動が不安定だったり、CPUがクラッシュしやすい等の問題もありプレイヤーの間では賛否両論な評価でした。
「ハングオン」ほどのゲームスピードはないため、爽快感は多少かけますが、マップに合わせた地形表現は秀逸で、ネオジオらしい丁寧なドット表現は一見の価値ありです。
ミューテーション・ネイション
格闘ゲームと並んで、SNKが積極的にリリースしていたベルトスクロールタイプのアクションゲームです。
2050年のスラム街を舞台に、マッドサイエンティストが放ったウィルスの影響で出現したミュータントと戦うというストーリーです。
システムとしては、オーソドックスなベルトスクロールアクションですが、メガクラッシュ(必殺技)の種類で差別化をはかっています。
取得した「スフィア」によって、様々な必殺技を繰り出せるシステムが新鮮です。
1Pキャラである主人公の「リッキー」はどことなく親しみのある見た目をしており、同社の「KOF」シリーズに出演していそうな見た目です。
「KOF」シリーズの主人公「草薙 京」の元ネタはこのゲームから来ており、パッケージアートを担当しているイラストレーターもKOFと同じ「森気楼」氏です。
ある意味SNKの歴史を語る上では外せないゲームと言えるでしょう。
RAGUY(ラギ)
MVSの初期にリリースされた、横スクロールのアクションゲームです。
ネオジオのゲームでは非常に珍しい「紙箱」パッケージと、若干暑苦しい見た目になっているパッケージアートが目を引きます。
主人公の「ブルー」達の住む惑星「ラギ王国」を舞台に、侵略者の「ダルマー族」との戦いを描いたストーリーとなっています。
見た目に反して難易度が高い作品なので、2P協力プレイを活用して攻略するのがオススメです。
「ブルー」は、体のサイズを変化させることができるため、ステージの地形に合わせて切り替えながら攻略していきます。
また、たたきつけてひっくり返す「メンコ」のような斬新な攻撃方法も魅力的です。
ネオジオでは物珍しい、ポップな世界観のゲームなので一度遊んでみてほしい作品です。
クイズ大捜査線
当時のアーケードゲームのジャンルに多かった「クイズモノ」の作品の一つです。
クイズがすべてを支配する「クイズシティ」を舞台に、主人公の私立探偵コンビ「ネオ・マクドナルド」と「ジオ・ケンタッキー」が奔走します。
「クイズシティ」は、後に発売される「KOF」シリーズの外伝作『クイズキングオブファイターズ』の舞台にもなりました。
逆に「KOF」本編にも、本作の主人公2人がステージ背景に登場したりしています。
主人公の名前からもわかる通り、非常にパロディが多く、ゲーム中には有名ハリウッドスターにそっくりなキャラクターが多数登場します。
あまりに「そのまんま」すぎる為、肖像権の関係から移植は絶望的と言われており、不本意にも「レアゲーム」となっています。
他にも『みなさんのおかげさまです! 大スゴロク大会』のような、現在ではアウトのようなパロディゲームがリリースできたことに時代を感じます。
BEEPではあらゆる年代のゲーム機本体・ゲームソフトを買取募集中です。
ネオジオについては、オリジナルのアーケード版についてもご対応可能でございます!
箱や説明書のないソフト、仮に状態が悪かったり動かないものも、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。
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