千葉県柏市のお客様より『スーパー32X』と『スーファミターボ』のソフトコレクションお譲りいただきました。
後編として『スーファミターボ』をご紹介したいと思います。
本製品は『32X』と同様に、本体に追加のカードリッジを搭載できるようにするロマンあふれる周辺機器となっています。
さっそく紹介に移りたいと思います!
ターボ本体(ガンダムセットバージョン)
『スーファミターボ』は、バンダイ独自の周辺機器で、専用のカードリッジを挿入するためのアダプターです。
当時の背景として、ビッグタイトルが連発されていたSFCはソフト価格が軒並みフルプライス化(およそ1万円前後)しており、手軽に買うことができませんでした。
その対策として、ゲームのベース部分をターボ本体に集約させることで大幅なコストダウンを行うことで、ソフト価格を抑えることができるというものでした。
特徴的な点として、カードリッジスロットが2口用意されており、それぞれのカードリッジのデータを使用した対戦が可能となる画期的な仕様でした。
また、シュミレーションゲーム等においては、別ソフトを差し込むことで追加シナリオプレイすることのできるボーナスもありました。
※これは、MSX用ソフトでもコナミが同様の試みをしていましたね。
写真の通り、ターボ本体とソフトがセットになって販売されており上記以外にも「ウルトラマン」のゲームや「鬼太郎」といったバンダイらしいキャラクターゲーム中心のラインナップとなっています。
独自製品だったためか、バンダイ以外のサードパーティーが全く参加することなく、たったの「3か月」で打ち切りされてしまいました。
『スーファミターボ』自体がフルプライスのような価格なので、これでは本末転倒と言わざるを得ません。
『SDガンダムジェネレーション』シリーズ
トムクリエイトが開発した、ガンダムがモチーフのシュミレーションゲームです。
それぞれのシリーズ作品を舞台とした「エピソード式」の販売形式を取っており、ターボの強みを活かしています。
※ターボ対応ソフトは、全13タイトルが存在しています。そのうち「6本」がガンダムジェネレーションシリーズとなっています。
タイトルからも察することができますが、大人気シリーズ『Gジェネ』の原型となった作品です。
開発による機体の進化や、投降した敵ユニットの鹵獲といったおなじみの要素もこの時点から存在しています。
原作の展開をモチーフにした全5ステージを攻略していくゲーム内容となっており、ハイライトで代表的なエピソードだけをなぞっていくスタイルも後に引き継がれました。
TV放送されたシリーズ以外にも、MSV(モビルスーツバリエーション)やOVAの『08MS小隊』や『ポケットの中の戦争』も参戦しています。
さらに、漫画作品である『ダブルフェイク』等、「Gジェネプロトタイプ」といって差し支えないレベルの参戦作品にも注目したいです。
ぽいぽい忍者ワールド
二足歩行の動物たちが、「忍術」を武器に豪華賞品獲得を目指してトーナメントで争うアクションゲームです。
固定画面のMAPで、障害物や敵の攻撃を避けながら先に相手のライフを0にしたほうが勝利となります。
タイトルにある通り、様々な忍具を「ポイポイ」と投げつけて攻撃するシステムで、雰囲気としては『ボンバーマン』にそっくりです。
※実際、アイテムに爆弾もありますので意識はしていると思います。
ただし、武器は有限なので、マップのアイテムボックスから取得する必要があります。
そのため、タイミングや読み合いが重要なゲームになっており、相手のアイテム状況やライフを見ていないと、即座にやられてしまうことも。
また、4人まで対戦することができるので、より一層駆け引きが重要になってきます。『ボンバーマン』とはまた違ったスリルを味わえるのではないでしょうか?
※敗北時に「き み の ま け」という淡泊なメッセージが表示されるため、敗者側に与える煽りパワーは相当なものでしょう。
美少女戦士セーラームーンセーラースターズ ふわふわパニック2
国民的変身ヒロインである、『セーラームーン』シリーズをモチーフにしたパズルゲームです。
前作はSFCの通常のカードリッジで登場しており、本作はアニメ5期の放送にあわせたマイナーチェンジバージョンといった印象です。
※グラフィックが前作より劣化を感じるのはターボ専用の影響でしょうか…?
『パズルボブル』や『マジカルドロップ』シリーズのような画面構成で、下から色付きのブロックへと攻撃して消す、女児でも直感的に遊べるシステムです。
ブロックは風船をモチーフにしており、攻撃を当てることで膨らませたり破裂させることができるので爽快感があります。
セオリー通り色ごとにまとめて消すことも大切ですが、「おじゃま」を送られすぎると膨らましているヒマがなくなってミスになります。
そのため、こまめに膨らませて消すことのバランスが大切になってくるので、対戦プレイも熱くなれるのはよい点かと思います。
同じくSFCで登場した格闘ゲーム『美少女戦士セーラームーンS』といい、セーラームーンシリーズのゲームは対戦プレイが作り込まれていて、女児向けとは思えないですね(笑)
『スーパーファミコン』はいまだに根強い人気を誇っていますが、それはほかのゲーム機も同様です。
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