本日は、宮崎県宮崎市のお客様から『セガサターン』を中心としたコレクションをお譲りいただいたものを紹介したいと思います。
「バーチャ」や「デイトナ」といったビッグタイトルはもちろんですが、ゲーム好きを感じさせる名作タイトルが多数ございました。
「真面目に語らぬヤツ」には、某ライダー俳優に「体に教え込まれそう」なのでしっかり紹介したいと思います!
ガンバード
アーケードを中心に数々のシューティングゲームや麻雀ゲームを送り出したメーカー、彩京の横STG第二弾。
前作の『戦国エース』が和風な世界観だったことに対して、本作は19世紀のヨーロッパを舞台としたファンタジーな世界観となっています。
同ジャンルの『コットン』と並んで、キャラクターがそのまま自機になるタイプのはしりのゲームで、バリエーションに富んだ5人操作キャラクターが特徴です。
特に、魔女っ子の「マリオン」は非常に人気が高く、同社の麻雀ゲーム『対戦ホットギミック』にもパロディキャラが登場しています。
敵組織の盗賊団「トランプ」は、「タイムボカン」シリーズの三悪をモチ-フにしており、声優までまったく同じという時代のおおらかさを感じるキャスティングとなっています。
海外版である「Mobile Light Force」のパッケージが、イメージとかけ離れているロックマンでいう「メガマン現象」が発生していることも有名なゲームで、私は始めて海外版のパケ絵を見たとき、ドラマ『チャーリーズ・エンジェル』かと思いました(笑)
スナッチャー&ポリスノーツ
『メタルギア』シリーズで有名な小島秀夫監督がプロデュースしたアドベンチャーゲームの移植作品です。
どちらも元々はPC版で、『スナッチャー』はPC8800シリーズ、『ポリスノーツ』はPC9800シリーズ用としてリリースされました。
映画を思わせるムービーシーンと濃厚なドラマがウリになっており、映画のパロディも多分に含んでいます。
どちらも各所にシューティングパートを始めとしたミニゲームが挿入されており、『ポリスノーツ』ではセガサターンの銃型コントローラー「バーチャガン」にも対応しています。
『スナッチャー』は、『ブレードランナー』が元になっており、敵サイボーグである「スナッチャー」が正体を表す際の、本編を象徴とする名セリフ「見たな!JUNKER!」のシーンは完全に『ターミネーター』ですよね(笑)
一方『ポリスノーツ』についても、主人公の「ジョナサン」と相棒の「エド」の関係は、『リーサル・ウェポン』をオマージュしており顔も怒られるんじゃないかというくらいそっくりです。
今回お譲りいただいたものは帯付きの完品で、イラストやイメージボードを確認できるブックレットが付属しています。
ちなみに、『メタルギアソリッド』を含むこれら3作品には、重要キャラクターとして声優の「塩沢兼人」氏が皆勤賞で出演しておりそれぞれ違ったキャラクターを演じているのも注目です。
X-MEN CHILDREN OF THE ATOM
カプコンが手掛ける、「マーベル」の人気コミック原作の2D対戦格闘です。
記念すべき「マヴカプ」シリーズの第一弾となっており、上下2画面の派手なステージやシンプルな操作でド派手なコンボを繰り出せるのが特徴です。
「マヴカプ」シリーズは以降、PSとSSどちらでもリリースされていきますが、本作だけはSS版しか存在していないため大変貴重です。
当時テレ東で放送されていたアニメでもおなじみのキャラクター達が登場しており、それぞれの「ミュータントパワー」を生かした必殺技を繰り出せる楽しさはキャラゲーとしては及第点でしょう。
※私自身このゲームを遊んだあとに、実写映画シリーズを見たので、ゲームで見たキャラクターが実写で再現されていること非常に感動したことを覚えています。
本作を語る上で外せないのは、隠しキャラ「豪鬼」と「シルバーサムライ」の関係性です。
ストリートファイターシリーズのボスキャラクターである「豪鬼」が参戦しているのですが、その出現コマンドを失敗するとマイナーキャラ「シルバーサムライ」に決定されてしまいます。
そのため、ゲームセンターで「シルバー・サムライ」を使うことになってしまうプレイヤーが多発することなりました。
結果「シルバーサムライ」が無駄に使いこなせるようになってしまうのは、本作の面白エピソードとしてよく語られます。
プリンセスクラウン
セガとアトラスが共同で制作を行った、絵本のような世界観の王道ファンタジーなアクションRPGです。
3D表現が主流になっていった時代にも関わらず、2Dグラフィックとなっていますが侮ってはいけません。
SFXと多関節表現を組み合わせたスムーズかつ美しいグラフィックで、主人公であるお姫様「グラドリエル」の可愛さも合わさり、非常に高い評価を得ています。
PSにくらべて、SSは3Dグラフィックが弱かったことを踏まえると、まさに逆転の発想といえるでしょう。
マップ移動画面から、シームレスに始まる格闘ゲームのような戦闘もシンプル操作で楽しい仕上がりです。
BGMも良曲揃いで、インターネットでカルト的な人気誇る「レッツゴー!陰陽師」を作曲した「田中 敬一」氏の手腕を垣間見ることができます。
その人気から、長きにわたってゲームもサウンドトラックもレアという敷居の高さが問題になっており、遊びづらいことがネックなのが残念です。
「ディスク媒体黎明期」のゲーム機はもちろんのこと、
BEEPではあらゆる年代のゲーム機本体・ゲームソフトを買取募集中です。
箱や説明書のないソフト、仮に状態が悪かったり動かないものも、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。
買取に関するご質問やご相談、見積もりのご依頼も無料にて承っております。
まずはお気軽にご連絡くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。