弊社では主にレトロゲームを取り扱っているのですが、特に『ファミリーコンピューター』をはじめとした、任天堂ハードは日々たくさんご依頼いただけております。
いつもご利用ありがとうございます!
この度は、佐賀県佐賀市のお客様より『ディスクシステム』を中心とした、任天堂ハードのソフトコレクションをお譲りいただきました。
メジャータイトルから隠れた名作まで、選りすぐりの名作揃いでゲームがお好きだったことがヒシヒシと伝わってきます。
今回は、ディスクとカセットを分けてそれぞれご紹介できればと思います。
前編として、カセットから行ってみましょう!
マハラジャ
サン電子は白いボディに中央の「SUNSOFT」の刻印がトレードマークの、ファミコンユーザーにはおなじみのメーカーですよね。
『マハラジャ』は、同社が開発したアドベンチャーゲームとRPGを融合させた作品です。
剣と魔法のRPGといった王道な内容ではなく、インドを舞台とした東洋的な雰囲気とオカルト要素を融合させた世界観が特徴です。
ファミコンとしては、かなりグラフィックの質がよく、登場人物・敵のアニメーションはが本作の注目ポイントといえます。
ラスボスは「ドラクエ」よろしく、主人公を仲間に加えようと交渉してきます。
倒された際の捨て台詞で、人間の心の闇で再び魔族が栄える的な言葉を残したり、コッテコテな魔王ムーブの様式美を見ることができます(笑)
ジョイメカファイト
任天堂が開発したファミコンでは、非常に珍しいジャンルである「対戦格闘ゲーム」です。
個性豊かなロボット達を操作して、4つの必殺技を駆使して戦う本格的なものになっています。
その数総勢36体と非常にバリエーション豊かで、コンパチキャラクター(色違い)はいるもののファミコンとは思えないキャラ数ですよね。
四肢が浮遊している、独自性の強いグラフィックとなっており、最小限の描写で必要な動作を表現できるため、ゲーム性の担保と大きなキャラクターの描写を両立させている工夫が光ります。
「キメワザ」という「バーチャ」シリーズのようなトドメ時のリプレイも存在しており、演出面でも抜かりがありません。
もちろん2Pプレイによる対戦も可能なので、対戦ツールとしても盛り上がることができます。
その先見性の高さから、現在でもファンが多いゲームの1本ではないでしょうか?
ゴルゴ13 第二章 イカロスの謎
レトロゲームマニアの間で、何かと話題にされがちなビック東海が送る、漫画「ゴルゴ13」を題材にしたゲームです。
同社が開発した「ゴルゴ13 神々の黄昏」の続編となっており、システムも引き継がれています。
横スクロールアクションや3Dダンジョン探索、バリエーションのあるゲーム性が特徴です。
もちろん、彼の代名詞である「アーマライト」を使った、狙撃パートもあります。
ステージ間のクオリティの高いムービーシーンは原作の雰囲気を損なわずに再現しておりクオリティが高いです。
本作を語る上で、外せないのが前作から引き続き登場しているテーマソングでしょう。
歌詞が設定されていることから、既プレイの方なら思わず口ずさんでしまう中毒性の高い曲となっています。
マッスルボマー
『ストリートファイター』シリーズと同様の世界観を持つ、カプコンのプロレスゲームです。
ベルトスクロールアクションの操作性でリングを動き回り、格闘ゲームの要領でコマンド入力をすることで、派手なプロレス技を繰り出せます。
他シリーズに比べてコマンドは連打を始めとした簡素なものになっているので、初心者でも遊びやすいのが特徴です。
『北斗の拳』の作画担当で有名な「原哲夫」氏が、キャラクターデザインを担当しており、非常に濃いメンバーが揃っています。
また、『ファイナルファイト』の主人公である、「ハガー」市長も登場しており、彼の若き日の姿をみることができる作品でもあります。
本作に登場するキャラクターである「オルテガ」は、プレイヤーの間で見た目が『北斗の拳』のキャラクター「トキ」に似ていることをいじられています(笑)
他作品においてもファイナルファイトの「ハガー」やストリートファイターEXの「ダラン」からも言及される等、話題に事欠かないキャラクターといえます。
Accele Brid
『首都高』シリーズといった、レースゲームの開発で有名なGenkiが開発したアクション3Dシューティングゲームです。
未来のサーキットをはじめ、洞窟や線路といったさまざまなロケーションが採用されています。
「ラウンドギア」と呼ばれる高機動なロボットに乗り込み、テロリスト達との戦いに挑みます。
「マクロス」シリーズのように、自機を戦闘機携帯に変形させることができ、攻・守それぞれに優れた変形形態を選択できます。
レンダリング3Dで表現された背景の作り込みはなかなかのもので、奥行きがあるグラフィックとSFCのグラフィックの特色である「拡大縮小機能」を大胆に使った演出がカッコいいです。
武装選択も豊富でカスタマイズし甲斐があり、先述の変形や格闘攻撃のモーションのヌルヌル感は一見の価値ありです!
物語のフレーバーとしてレース大会の要素がありますが、実はこれはクリアタイムによってエンディングが変わる伏線となっています。
「レースゲーム」のメーカーである、Genkiらしい粋な演出といえるのではないでしょうか?
『マリオ』や『ドラクエ』といった鉄板タイトルではありませんが、技術力の光る名作たちといえるのではないでしょうか?
次回の後編は、メインの『ディスクシステム』回となります。
そちらはディスクシステムのゴールデンメンバーといったラインナップでしたので、ぜひ次回もお付き合いください。
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