70年代の末期から80年代にかけて、子供たちを中心に大流行した『電子ゲーム(LSIゲーム)』。
有名な任天堂『ゲーム&ウォッチ』を始め、様々な企業が電子ゲームを発売していました。
当時アーケードで人気だったタイトル達をモチーフにした、数多くのタイトルがリリースされ
「家でゲームセンターのゲームが遊べる!」という夢のような体験を与えていました。
※大抵は「それっぽい」だけですぐ飽きてしまう内容なのですが(笑)
この度、長野県長野市のお客様から時代を彩った『電子ゲーム』のコレクションをお譲りいただきました!
大変貴重なお品物ですので、この機会に紹介したいと思います。
スーパーギャラクシアン(ASTRO WARS)
1981年にエポック社より発売された「デジコム」シリーズの1作品です。
モチーフは1979年にアーケードで登場した、ナムコの『ギャラクシアン』でしょう。
アーケード筐体を模した本体形状に、大きなレンズ式画面が取り付けられている「ミニサイズ筐体」がイカしています。
突撃してくる敵エイリアンもしっかり再現されており、再現度は非常に高いといえます。
ステージをクリアすると、自機が分離して再ドッキングするミニゲームが開始されます。
当時は単純な内容のゲームが多かったので、プレイヤーを飽きさせない素晴らしい工夫といえます。
※これは『ギャラクシアン』ではなく、ニチブツの『ムーンクレスタ』を意識していそうです。
後に、「デジコム」シリーズは『ゲーム&ウォッチ』に対抗して、「ポケットデジコム」をリリースしています。
パックリモンスター
こちらも1981年にバンダイより発売された、「FL」シリーズの1作品です。
『パックマン』パクりであることタイトルからもゲーム内容からも一切隠す気がない、挑戦的なスタイルには驚きを隠せません。
「FL」シリーズは、SF映画に出ていそうな「未来の機械」をイメージさせるボディシェルが特徴的で、レトロフューチャーな外見がたまりませんね!
ただ「FL」シリーズは他に発売されたゲームについても、『パックマン』と同様に他メーカーのタイトルをパクった内容ばかりで、正直褒められたものではありません。
迷路に落ちている「エサ」をすべて食べる基本的なルールはもちろん、ワープ通路や面クリアをすると流れるデモアニメまでパクっています。
流石にストレートすぎたのか、翌年の1982年にナムコから訴訟されています。
※そりゃそうだ(笑)
再現度が高すぎた結果、トラブルが起きてしまいましたが、大人の事情など関係ない子供たちからは好評だったようです。
スペースディフェンダー
こちらもエポック社の「デジコム」シリーズの作品です。1982年に登場しました。
名前から推察するに、ウィリアムズの「ディフェンダー」と思いきや、まったく別の内容となっています。
※強いて言えば、81年に登場したコナミの『スクランブル』っぽい?
5ステージで構成される、面クリア型の横スクロールシューティングになっており、前後左右に移動できるなかなか自由度の高い仕様です。
正面と下段に配置されている敵に応じて、攻撃方法を変更して進めていくのはかなり凝られています。
局所で壮大かつ印象的なBGMが流れるゴージャスな仕様を含めて、電子ゲームの進化を感じる作品に仕上がっています。
フロッガー
海外を中心に大人気を博したアーケードゲームで、学研電子ゲームバージョンです。
こちらはしっかりとコナミのライセンスを取得している公認作品となっています。
主人公のカエルを操作して、車や天敵の動物を避けながら対岸の巣に帰るという内容です。
原作の雰囲気を再現しており、その忠実さは、流石公式監修といったところでしょうか。
カラフルで大きい本体は、ワクワク感と高級感があります!画面も説明印字がありコンパネのような雰囲気になっていますね。
電子ゲームとしてはかなり遊びやすく、ゲーム内容も見た目も秀逸な「名機」といえるでしょう。
※その分価格も非常に高く、1万円近くしたようです(笑)
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