00年代は、90年代以上にハイグラフィックやオンラインが重視されていった時代でした。
いち早くそれらの要素を重視していたマイクロソフトは、任天堂やソニーに先駆けて次世代機の『Xbox360』をリリースしました。
これによってXboxブランドは、一般にも広く認知されるようになり、同ブランドの立役者と言えると思います。
そんな功績高い『Xbox360』(S型)とゲームソフトの数々を、東京県杉並区のお客様よりお譲り頂きました。
ゲーム史においては新しいゲームに感じてしまいますが、発売はなんと2005年です!
20周年も間近ということで、この機会に紹介したいと思います。
Xbox 360 S 250GB
華麗なスタートダッシュを決めたかに見えたX360ですが、盛大に失速してしまうことになります。
それが「死の赤いリング」(Red Ring of Death 通称:RRoD)という、排熱不良を原因とした故障が頻発した事件です。
当時基準、ハイスペックだったX360はCPUの発熱がすさまじく、排熱対策を施したHDMI搭載モデルをリリースしました。
その後、市場寿命が長くなったことから改良が必要になり、2010年にはこちらの「S型」にフルモデルチェンジすることになります。
本体形状を一新することで小型化、電源ユニットを省電力となり排熱機構も変更された結果、静音性と故障原因の改善がされています。
体感ゲーム用のモーションキャプチャー周辺機器である、『Kinect』用のポートや無線LANも標準搭載となり利便性が向上しています。
ただし、専用の外付けHDDも内臓のものに変更され、気軽に交換や増設はできなくなくなってしまいました。
HALO3
初代Xboxから続く、FPS『HALO』シリーズ第三弾です。
FPSでも、スポーツ系(アリーナ系)と棲み分けされており、かなりの人気と完成度を誇っています。
シリーズの開祖的な存在である『クエイク』や『アンリアルトーナメント』と共に名作として挙げられます。
また、Xboxにおける「マリオ」のような存在が、本シリーズの主人公である「マスター・チーフ」です。
ストーリーとしては、マスターチーフの所属する地球軍「UNSC」と異星人連合の「コヴナント」との戦いを描いており、前2作から続く三部作「オリジナル・トリロジー」の完結編になっています。
現在でもその人気は冷めておらず、現行Xbox等でプレイできるリマスター版「マスターチーフコレクション」(通称:チーコレ)でも、オンラインプレイのアクティブユーザーが見かけられるほどに、長い間Xboxファンから愛されている作品でしょう。
テイルズ オブ ヴェスペリア
大人気アクションRPGシリーズの『テイルズ』シリーズは、Xboxでも大ヒットしています。
独占タイトルとして登場した本作は、Xbox 360用ソフト歴代ランキング2位という快挙を打ち立てています。
元々、PS2でリリースする予定だったのですが、リリースの継続・拡大の為、海外市場と最新ハードの要件を満たせるX360で発売されることになったそうです。
歴代でもトップクラスの人気を誇っており、アニメ映画化や舞台化までされています。
3Dテイルズのシステムとしても完成系で、他の作品にも本作の仕様が引き継がれたりしています。
後に追加要素と新キャラを追加したPS3版が後に発売され、いわゆる「完全版商法」の先駆けにもなりました。
その結果、シリーズのファンからは「後から完全版出るから」といった、ゲーム機の買い控えが起きることになってしまいました。
ちなみに今回お譲り頂いたものは、未開封でした!
地球防衛軍3
ディースリー・パブリッシャーが発売していた、お手軽価格でゲームが買える『SIMPLE2000』シリーズ出身の作品です。
PS2でリリースで2作品リリースされており、大人気だったためフルプライスのボリュームに進化しました。
「連合地球軍」(EDF)と侵略者との戦いを描いたストーリーとなっており、要所に特撮やB級映画の雰囲気を感じさせてくれます。
正統進化ということで高い評価を得ており、後に『PS Vita』や『ニンテンドースイッチ』にも移植されました。
当時はインターネット上で「ミーム」化されるほどの人気があり、動画投稿サイト等の盛り上がりを覚えている方も多いのではないでしょうか?
デススマイルズ
Xboxは弾幕シューティングゲームでおなじみのケイブ作品が、たくさんリリースされているのも注目したいポイントです。
ケイブのシューティングゲームは縦スクロールのものが多い中、本作は横スクロールになっています。
今回お譲り頂いたのは、廉価版の「プラチナコレクション」版でDLCの「メガブラックレーベル」も入っているお得なバージョンです。
異世界に迷い込んだ少女たちが、発現した魔法能力を武器に魔物退治を行うという、可愛らしいビジュアルが特徴的です。
X360用にグラフィックを一新、難易度調整もできるようなっている家庭用モードの追加や、オンラインプレイによる協力プレイ等、Xbox360参戦1本目とは思えない、非常に気合の入った作品となっています。
Fatal Frame II: Crimson Butterfly
こちらはXbox 360のソフトではなく、初代Xbox用のソフトです。
WiiやPS3にGCやPS1が遊べる機能があったように、Xbox 360にも初代Xboxとの互換機能を実装していました。
ただし、技術的な問題なのか、公式サイトにてリストアップされている限られたソフトのみが対応していました。本作はそのうちの1本です。
PS2のでリリースされたホラーゲーム『零~紅い蝶~』のディレクターズカット版で、Xboxらしく海外版タイトルとなっています。
初代Xboxになったことでのグラフィックの上昇に加えて、新コスチュームの追加や常時一人称になるモード等が追加されいています。
敵を倒すことで得られるポイントをゲーム内アイテムと交換できるようになる、攻略が有利になる追加要素もあります。
シリーズでも人気のタイトルであることと、初代Xboxのソフトの少なさから「レアゲーム」としても有名です。
Xboxシリーズは最初期からオンラインプレイに課金制のサブスクリプションの採用をしていました。
DLCやインディーズゲームがストアで購入できたり、実績システムの採用や、宣伝番組「インサイドXBOX」の配信等、あらゆる面で現代では当たり前の要素が揃っている先進的な存在といえます。
円ドルの為替の関係で、ストアのポイントが独自になっていて、ユーザーから「ゲイツポイント」とネタにもされてつつも愛されていましたね。
現代における、ゲーム機の「常識」を生み出したハードとして非常に歴史的かつ魅力的なゲーム機ではないでしょうか?
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