1990年に『ファミリーコンピューター』の後継機として『スーパーファミコン』が満を持して登場しました。
現在でもリリースされている数多くの名作タイトルが名を連ねるようになり、
発売されたソフトは、日本だけでも「1300」タイトル以上あり、
海外を含めるとその数「2000」タイトル以上となります。
この度、そんな世界的ゲーム機のソフトを、埼玉県熊谷市のお客様からお譲りいただくことができました。上記の画像もその中のごく一部です。
その中でも気になったソフトをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
テイルズオブファンタジア
現在も続くバンダイナムコのアクションRPGシリーズ『テイルズオブ』シリーズの1作目はこの『ファンタジア』でした。
驚くべきはその演出のクオリティで、SFCのハードスペックを語る上では外せません。
シリーズでおなじみの気合いの入ったOPは初代からすでに存在しており、後発の作品にも引き継がれていきます。
アバンでの長台詞から、主題歌『夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜 』が流れるOPに
当時度肝を抜かれたプレイヤーも多かったのではないでしょうか?
「格闘ゲーム」を想起させる横スクロールでのコマンド戦闘『LMBS』(リニアモーションバトルシステム)も最新作『アライズ』で変更されるまで、長く愛されたシステムでしたね。
後に本作の製作チームが独立して制作した『スターオーシャン』シリーズも本作の名残を感じさせつつ、新たなゲームとして昇華しており、
現在でもリメイク等発表されていることから、双方が日本のRPGに寄与した影響は計り知れません。
海腹川背
『ファミコン』の後継機としては、やはりアクションゲームの進化も注目したいポイント。
横スクロール「リール」アクションの本作は、その「強烈なクセ」から繰り出される「高難易度」とボーイッシュでかわいらしい主人公「川背さん」がファンの心をガッチリとつかんだ作品と言えるでしょう。
壁面や天井に釣竿の「リール」をひっかけて、てこの原理や慣性を使ってステージを攻略していくのですが、かなりテクニカルな操作を要求されるため、なかなか自由に動けません。
しかしながら、その「強烈なクセ」を制御できるようになったとき、自在にステージを移動できる「爽快感」がファンを虜にしています。
最近では『コットン』シリーズとコラボレーションをしたり、
格闘ゲーム『ブレードストレンジャーズ』にも参戦するなど本作の人気が伺えます。
アクトレイザー
『シムシティ』や『ポピュラス』といった「箱庭系」シュミレーションもPC等から移植され、人気が高いジャンルでした。
本作はオーソドックスな「横スクロールアクション」と先述した「箱庭シュミレーション」を合わせたものになっています。
自分自身が主人公の「神」となって、民のために魔物を討伐したり、町を発展させたりとメリハリのあるシステムで、現在でも類を見ない独特の魅力と言えます。
その人気から『ニンテンドースイッチ』等で「アクトレイザー・ルネサンス」として2021年にリメイクもされています。
また、『イース』シリーズの作曲をしたことで有名な『古代祐三』さんが、
SFCの環境に慣れない中試行錯誤して生み出した本作のBGMは、リアルな楽器の音色を想像させるほどで、非常に臨場感の高い仕上がりになっています。
スーパーレッスルエンジェルス
90年代は女子プロレスが非常に盛り上がっており、各女子プロレス団体が対抗戦を「横浜アリーナ」で開催していたほどです。
現在でも芸能活動をしている「北斗晶」さんや「アジャコング」さん等、彼女らを題材にしたプロレスゲームがありました。
※気になる方はPC-FX用ソフト『全日本女子プロレス -クィーン オブ クィーンズ』をチェックしてみてください。
そんな本作は、PCでリリースされた美少女プロレスゲームの移植版です。
相性や数字が記載されたカードをめくり合って戦う「プロレス」パートと、団体を経営していく「シュミレーション」パートがあり、
多様なゲーム性が高く評価されています。
移植に伴って、「写真集」機能や各キャラのグラフィックがパワーダウンしている等のPCとのハードスペック差はあります。
ですが、多彩に繰り出される「プロレス技」を美少女ゲーム特有の「CG」(一枚絵)や「カットイン」で演出しているのは健在で、
本作の魅力に引き込まれた『スーファミ』ユーザーがいたことは間違いないでしょう。
負けるな!魔剣道2 決めろ!妖怪総理大臣
ハード性能が上がり、表現の幅が広がったことによるジャンル転向の一例としては、
この「負けるな!魔剣道」シリーズも特徴的です。
変身ヒロインが剣を持って戦うオーソドックスな「アクションゲーム」だった前作に対して、
本作はSFCにおける激戦区ジャンルの「格闘ゲーム」に仕上がっています。
後にPC-FXで発売される続編も「RPG」であることも多彩なジャンルに挑戦する姿勢を伺えます。
また、主人公である剣野姉妹の声優はセーラームーンでおなじみの「三石琴乃」さんと、
先述した『ファンタジア』でもヒロインを務めた「かないみか」さんがキャスティングされています。
後に流行する人気声優を起用した「声優ゲーム」としての路線をいち早く意識しており、先見の明も感じさせてくれる1本です。
ごきんじょ冒険隊
大作RPGの『ファイナルファンタジーIV』や『ドラゴンクエストV』の陰には、埋もれてしまった多くの秀作RPG達がありました。
その中でも注目したいのが、斬新なシステムと身近な世界観が特徴的な「ごきんじょ冒険隊」です。
本作は幼稚園児の年長クラスの女の子である、「斉藤まな」ちゃんが「ごきんじょ」で起こる様々な事件を友達と共に解決していくというものです。
システムとしても、月曜日~土曜日までを幼稚園で過ごしながら、「お勉強」をすることでステータスを成長させ、日曜日に冒険に出るという、
育成シュミレーションの要素を組み込んだものになっています。
BGMも高い評価を得ており、特にインターネット上で人気が高いことで知られています。
後に、埋もれてしまったが故に評価された現在では『スーファミ』屈指の「レアゲーム」としての認知度も高まっています。
『スーパーファミコン』はとても息が長いハードでしたので、隠れた名作がたくさんあります。
最近は「Nintendo Switch Online」でお手軽・お気軽に遊べる事はとっても素敵ですが、
配信されていないゲームにも注目して、懐かしみつつも名作を掘り起こすのも一興かもしれませんね。
『スーパーファミコン』はいまだに根強い人気を誇っていますが、それはほかのゲーム機も同様です。
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