『SG-1000』に始まり、『マーク3』『メガドライブ』とリリースしてきた魅力的なセガのハード達ですが、
当時の苛烈な「次世代ゲーム」の競争を語る上で外せないのが『セガサターン』と『ドリームキャスト』かと思います。
今回『セガサターン』と『ドリームキャスト』合わせ「300本」以上のコレクションを東京都八王子市のお客様よりお譲りいただきました。
「せっかくだから」、いくつかピックアップして紹介していければと思います。
物量が非常に多いため、今回は『ドリームキャスト』編とさせていただきます。
目次
『デスクリムゾン2』
『セガサターン』で伝説的な存在となっている3Dシューティングゲーム。『デスクリムゾン』(通称:帝王)の続編です。
ジャンルは、以前と同様に3Dシューティングで、ゲーム全体のクオリティはかなり進化し、当時話題となりました。
前作主人公の『コンバット越前』も担当声優の「せいじろう」さんと共に続投しており、
その独特の声質と思わず「ツッコミ」を入れてしまうセリフは健在で、再びプレイヤーの笑いを誘いました。
後に、アーケードで調整版の『デスクリムゾンOX』もリリース、同じくドリームキャストにも移植されています。
『クレオパトラフォーチュン』
「タイトー」の知る人ぞ知るアーケードの名作パズルゲームの移植版です。
いろいろなハードに移植されているのですが、隠れた名作のため「高額傾向」にあり、
こちらの『ドリームキャスト』版も「レアゲーム」として知られています。
タイトルの通り、エジプトのモチーフのブロックを特定の形に囲んだり、並べたりすることで消していきます。
面数が進むと『パトラ子』が様々な「コスプレ」をしていくのが特徴で、DC版ではそのバリエーションが増えています。
ソフトパッケージの「帽子」を脱いで休憩している姿も非常にかわいらしいですね。
※『セガサターン』の海外版パッケージは見なかったことにしておきます。
『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』
日本におけるローグライクのパイオニアといえば、チュンソフトの『不思議のダンジョン』シリーズでしょう。
最近では、その熱い要望から最新作の『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』も発売されました。
ドリームキャストとPCでリリースされた本作は、ファンの方達(通称:風来人達)からも非常に人気の高い1本です。
注目すべきは、シリーズでも「最上級の難易度」ともいわれる「白蛇島」とよばれるダンジョンに挑戦できることです。
そのため、需要に対して供給が少ないため、DCタイトルの中でも「レアゲーム」となっています。
『ゾンビリベンジ』
アーケードにおいて『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』シリーズでヒットを飛ばしたセガが、
続いて1999年リリースしたゾンビをモチーフにしたゲームの『ドリームキャスト』移植版です。
「ゾンビパンデミック」が発生してしまった世界を舞台に、エージェント達がその首謀者を追い詰める3Dアクションゲームです。
「ハードな世界観」ですが、内容はけっこう「コミカル」で、特に操作キャラクターの一人である「毒島」は異様な「存在感」を放っています。
他キャラクターが「英語」で会話している中、一人だけ「日本語」で話していたり、
ゾンビに対して「四の地固め」を決める姿は、本作の語り草になっています。
『バイオハザード2 バリュープラス』
ゾンビをモチーフにしたゲームといえば外せないのは、カプコンの看板タイトル「バイオハザード」シリーズでしょう。
特に名作と名高い「バイオハザード2」は、このドリームキャストにも移植されています。
現在でも「タイムアタック」等で人気の高いPC版ベースに移植されているため、
グラフィックの質が高く「高難易度モード」も選択でき「やりこみ勢」の需要もバッチリです。
当初DC独占タイトルだった「CODE:Veronica」の体験版がついていることも特徴です。
こちらに衝撃を受けて、DCの購入を踏み切ったファンもいたのではないでしょうか?
『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~』
ドリームキャスト、といえば「美少女ゲーム」(通称:ギャルゲー)のラインナップも充実しているのも特徴で、
かなりのタイトルがPCから移植されました。
今回ご依頼いただいたものの中にもたくさんあったのですが、
SNKの武器格闘ゲーム『サムライスピリッツ』の人気キャラクター『ナコルル』を主人公としたギャルゲーもありました。
以前より、SNKは「キャラクター商法」で様々な試みを行っており、本作品もその一環といえるでしょう。
残念ながら本作品は振るいませんでしたが、「恋愛シュミレーション」としては、
後に携帯電話向けのゲームとしてリリースすることになる、『Days of Memories』シリーズへと昇華しています。
『ぼくドラえもん』
ギャルゲー以外のキャラクターゲームといえば、『ドラえもん』のゲームも実はリリースされていました。
「大山のぶ代」さんが声を充てられていた時代のゲームですので、「あの頃」の声優・作画の『ドラえもん』達と交流しながら
原作エピソードに沿ったストーリーを進め、『のび太』くんに迫る様々なトラブルを的確な「ひみつ道具」を使用して解決していきます。
別ハードで様々にリリースされている『ドラえもん』ゲームの多くは「アクションゲーム」であることが多いため、
本作は非常に「ドラえもん」ファンに寄り添ったゲーム内容になっているかと思います。
『コントロールパッド』
ドリームキャスト用コントローラーは、かなりのカラーバリエーションが存在しています。
今回の買取でも、選り取り見取りのコントローラーが揃っていました。
特に注目したいのは「インパクト抜群」の「ヒョウ柄」のコントローラー。
当時「ドリームポイントバンク」という、ドリームキャストのゲームをたくさん買ってポイント貯めることで、
「オリジナルグッズ」と交換することができたサービスがあり、その交換対象品となります。
他の交換対象商品の中には「携帯テレビ」等もあったようで、果たしてどれだけソフトを買えば交換できたのか…
『ビジュアルメモリ』
『プレイステーション』の『メモリーカード』について、「最近の若い子には伝わらない…」と、
SNS上でも話題になっておりましたが、こちらは更に伝わらなさそうな、『ドリームキャスト』のセーブデータ記憶装置の『ビジュアルメモリ』です。
最大の特徴は、液晶が付いておりセーブしたゲームと連携した「ミニゲーム」が遊べたことが挙げられます。
今回の依頼品には、アーケードゲーム『GIANT GRAM』シリーズとの連動ができる『ジャイアントチャンネル』もありました。
「ジャイアント馬場」選手の赤いパンツを思わせる「真っ赤なボディ」に『全日本プロレス』の文字が目を引きますね。
他にもたくさんの「レアゲーム」や「名作」があり、上げればキリがなくなってしまいます。
次回は『セガサターン』のソフトを紹介したいと思います。
今回のご依頼はセガのゲームが主体でしたが、
BEEPではあらゆる年代のゲーム機本体・ゲームソフトを買取募集中です。
箱や説明書のないソフト、仮に状態が悪かったり動かないものも、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。
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