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【宅配買取】日本限定発売!? コモドール社のホビーパソコン「マックス・マシーン」を東京都江東区より買取いたしました

ホビーパソコンとは、その名称のとおり「趣味や嗜好、娯楽などのためのパーソナルコンピューター」を示します。
コンピューターが専門職やビジネスの事務で使うものから一般家庭にも広がりはじめた1980年代初期に登場した言葉です。
当時は国内外のいろいろなメーカーが多彩な展開を繰り広げていました(1983年に任天堂のファミリーコンピュータが発売されるとその流れは大きく変わるのですが、これは別の話なので、またの機会に)。

今回、東京都江東区のお客様よりお譲りいただいた「マックス・マシーン」もそのうちのひとつで、1982年にコモドール社が日本向けに発売したものです。

コモドール社といえばアメリカの企業で、このマックス・マシーンも当然アメリカやヨーロッパでの展開予定があったそうなのですが、なぜかリリースされていません。ほぼ同時期に売り出したコモドール64の販売にさしつかえそうだったからかもしれませんが、真相は不明です(ご存じの方がいらっしゃいましたら、お知らせいただけると…)。

本体とキーボードが一体化したデザインは当時にはよくあるスタイルですね。販売価格は当時としてはかなり低価格の34,800円で、そのためかキーボードは各キーが独立したものではなく、一体型シートでまとめられています。今となってはこちらのほうがスタイリッシュでおしゃれな感じもしますね。

マックス・マシーンにはスプライトやハードウェアスクロール機能があり、ビジュアルやサウンド面では先行して出ていたコモドール社の8ビットパソコン「VIC-1001」よりも優れています。一方でメモリ容量は少なく、本体背面を見てもわかるように拡張性は乏しい状態でした。どちらかというとパソコンよりずっとゲーム機に寄せた設計ですね。

本体パッケージでの機能の紹介も「シンセサイザー」「ゲーム・マシーン」「コンピュータ」の順になっています。

ゲームソフトは2,800円とかなり安めな価格設定でした。サードパーティの参入はなく、全21タイトルが発売されています。『平安京エイリアン』や『ラリーX』など当時の人気ゲームのコピー作品もいくつかあり、開発にはHAL研究所も関わっていたそうです。

『スーパー・エイリアン』は『平安京エイリアン』のコピーなので、パッケージはSFっぽいのにゲームの紹介文で「検非違使(けびいし)」なんて単語が出てきます(笑)。

『ウィザード・オブ・ウォー』のパッケージでは「ウォーのウィザード(魔法使い)」といった、非常に味わい深い翻訳も楽しめます。

 

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