LSI/電子ゲームの代表格といえば、やはり任天堂のゲーム&ウオッチですね。
そのゲーム&ウオッチは任天堂が新たに出したゲーム機・ファミコンがブームに押し出される形で、1985年には国内展開をしなくなってしまいます。
しかし、どこにでも持ち運べる携帯性や、1台5,000円前後で販売できる価格といったメリットは強く、LSI/電子ゲームはバンダイやエポック社などのおもちゃメーカーは新作のリリースを続けていました。1991年のエポック社『バーコードバトラー』や1996年のバンダイ『たまごっち』のヒットをご存じの方も多いでしょう。
ただ、あまり注目されていなかったことも事実で、今回、神奈川県横須賀市のお客様からお譲りいただいた『スプラッターハウス』も比較的マイナーなアイテムです。
それだけに、今は貴重なものになっています
『スプラッターハウス』といえば、ナムコが1988年にアーケードゲームで出していたアクションゲームです。『パックマン』『マッピー』などのポップで明るい作風のナムコがグロテスクなホラーの世界を打ち出したことは多くのプレイヤーに驚きをあたえました。
このLCDゲームシリーズはナムコではなく、バリエがライセンスを受けて発売したもので、全部で6タイトル出ています。発売時期は1991年で、『ギャラガ』もオリジナルの88ではなく、91になっているのが面白いですね(一応、ゲームギア版も『ギャラガ’91』ではありますが…)。
なお、わりとマイナーなゲームメーカーのバリエがどうしてナムコの作品をLCDゲームにしたのか、そのあたりの経緯は不明です。
じつはこの『スプラッターハウス』、説明書に操作方法やキャラクター紹介のページはあるのですが、ストーリーは載っていません。パッケージ裏にあるアオリ文で概要はわかるのですが、オリジナルを知っていることを前提にされています。
LCDゲームは省電力を意識してボタン電池を使用するものがほとんどですが、これは単3電池を2本使用します。そのぶんサウンドには凝っており、オリジナルの音源の再現しようとかなりがんばっています。ただ、ボリューム調整はできす、けっこうウルサイかもしれません…(笑)。
液晶画面の背景や本体のプリントはカラー仕様で、90年代らしいつくりです。本体のボタンまわりの設計はほかのタイトルと共用になっているため、ジャンプが上方向キーに割り当てられています。攻撃が「FIRE」となっているのはちょっと違和感がありますね。
ゲーム画面は3段構成になっており、最上段にたどり着き、ブギーマンを倒すことでジェニファーを救出します。オリジナルと違って悲劇的な展開にならない一方で、エンディングもなく、ループになってしまいますが…。敵キャラクターには触れた瞬間にミスとなってしまうため、移動することすらかなり難しいですが、やりごたえがあるともいえますね。
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