“夢を、超えた”というキャッチコピーで1987年に登場したX68000。パーソナル・コンピューターではなく「パーソナル・ワークステーション」と名乗り、当時としては間違いなく最高峰のデジタルツールであったといえるでしょう。独自の孤高なスタイルは今でも熱心なユーザーに愛されており、2023年には復刻モデルX68000 Zも発売されました。長い時を超えて存在感を示すX68000のゲームソフトを今回は山梨県甲府市のお客様からお譲りいただきました。
コナミ 『グラディウスII』『悪魔城ドラキュラ』
X68000といえばコナミのシューティングゲーム『グラディウス』の移植版が同梱されていることでも知られています(初代モデルのみ)。アーケードゲームを完全再現できるマシンは当時ほかになく、『グラディウス』のためにX68000を購入した人も多かったそうです。その人気タイトルの続編『グラディウスII』はコナミが直々に発売したものです。X68000のパワーや魅力に感化されたのか、コナミからリリースされたタイトルは本数こそ多くはないものの佳作ぞろいです。『悪魔城ドラキュラ』もさまざまなゲーム機でリリースされた中でも最高傑作として挙げられることの多い1本になっています。
電波新聞社 『スペースハリアー』『アフターバーナー』
セガの体感ゲームシリーズの『スペースハリアー』『アフターバーナー』は、アーケードでのデビューから現在まで人気の衰えを知らないタイトルです。大型筐体での迫力あるプレイが鮮烈な思い出となってプレイヤーを魅了し続けているのでしょうね。当時先端のハードウェアをぜいたくに投入したゲームをそのまま再現するのはかなりの難題ながら、技術力には定評のある電波新聞社(マイコンソフト)による移植はハイレベルで多くのユーザーを満足させるものでした。
カスタム 『キャラット』『メタルオレンジ』
美少女ゲームというと、ビジュアルを売りの中心にしたアドベンチャーゲームが多く、一般的なゲームより一段低く見られる傾向がありました。そうした価値観は才能あるクリエイターたち(蛭田昌人氏、虚淵玄氏、高橋龍也氏、梅本竜氏など)がシナリオやサウンド、システムといった部分で優れたものを発表していくことで次第に変化していく訳ですが、カスタムのゲームソフトも確実に美少女ゲームの価値・評価を高める一翼を担っていたはずです。柳ひろひこ氏のかわいらしいビジュアルはもちろん、アクション性の高いゲーム、そして心地よいサウンド(後にベイシスケイプを設立する崎元仁氏や岩田匡治氏らも加わっています)と、完成度の高い仕上がりで、むしろ最近のほうが評価は高まっているかもしれません。
カプコン 『大魔界村』『ストライダー飛竜』『ストリートファイターIIダッシュ』『スーパーストリートファイターII』
アーケードゲームの基板はメインCPUにモトローラのMC68000を搭載していることが多く、結果としてX68000との親和性が高くなりました。カプコンのCPシステムもMC68000ベースのシステム基板であったため、代表タイトルがいくつか移植されいます。『ストリートファイターII』関連の2作はいろいろなゲーム機でも展開しましたが、『大魔界村』『ストライダー飛竜』は他メーカーの移植になっているため(スーパーファミコンでは出ていないんですよね…)、カプコンみずから手がけたものとしてファンの需要が高いです。
BEEPではあらゆる年代のパソコン、ゲーム機を買取しています。
本体だけでなく、ソフト、周辺機器や専門誌、グッズなども専門知識豊富なスタッフが査定いたします。
付属品のないものや動作不良品でも大丈夫ですし、状態のよいものであればプラス査定をいたします。
お見積りのご依頼や買取に関するご質問など、いつでも受け付けております。
お気軽にご相談くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。